フェイクとの闘い の商品レビュー
辻井先生から直接いただいて、読み始めたところです。 (時間かかりそうなので、レビューは別途記載予定)
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著者の辻井先生からご恵贈いただいた本である.セキュリティをどのように考えれば良いかを知るのに適した本である.米寿を過ぎて幅広くご活躍される著者の基本的な考え方が書かれており,インフォマティブな著作だと思う.厚い本なので,外出先に持って行くことができなかったため,読了までにずいぶん...
著者の辻井先生からご恵贈いただいた本である.セキュリティをどのように考えれば良いかを知るのに適した本である.米寿を過ぎて幅広くご活躍される著者の基本的な考え方が書かれており,インフォマティブな著作だと思う.厚い本なので,外出先に持って行くことができなかったため,読了までにずいぶん時間がかかってしまった.
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本書は、前半が太平洋戦争当時の知識人の現実認識の貧困を論じた章を含む著者の自伝的回顧、後半はサイバーセキュリティを巡る活動や情報セキュリティ総合科学の構築を目指した取組みについての文章と、やや不思議な構成となっている。 著者自身その点については自覚的で、太平洋戦争当時を生きた...
本書は、前半が太平洋戦争当時の知識人の現実認識の貧困を論じた章を含む著者の自伝的回顧、後半はサイバーセキュリティを巡る活動や情報セキュリティ総合科学の構築を目指した取組みについての文章と、やや不思議な構成となっている。 著者自身その点については自覚的で、太平洋戦争当時を生きた者として、理念と現実の相克について考えたかった、としている。 著者の専門分野の暗号に関する論述もあり、認証・署名の真正性保障のため暗号が重要ということは理解できるが、量子暗号の話にまでなると、もう付いていけなかった。 著者の提唱する「自由の拡大」、「安全性向上」、「プライバシー保護」という3つの価値を可能な限り同時に達成するために、Management,Ethics,Law,Technology,これら4者の密結合・強結合(MELT-UP)による三止揚という考え方が度々強調されているのが印象的だった。
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