レフトハンド・ブラザーフッド(下) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
何とも評価のし難い作品。 設定は非常に奇抜であったが、知念作品ということで上巻に『エイリアンハンドシンドローム』といった病名がありその病気などを絡めた結末になるかと思いきやその辺りも曖昧な感じで終了。 ストーリーにあるジャーナリストの殺害事件の真相もちょっと疑問符がつく。途中、事件に兄・海斗が加わったような記述があり意外性もあったが、最終的には尻つぼみな結論。 岳士と恋仲になる彩夏の背景もあまり語られず、どの登場人物にも感情移入できないまま終わってしまった。 最終的に岳士と海斗が下した結論が本当に良いものだったかどうか、ちょっと疑問が残る。 帯にあった感涙は全くなかった
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2024.03.01〜03.02 岳志の思い、海人の思い。どちらも強いが故の結末。 兄弟や家族の愛。重たいからこそ、辛くもあり、そして、大切なんだな。 面白かった。でも、帯にある「感涙必至」は、私にはあてはまらなかったな。
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下巻のスタート時点で主人公は完全にヤク中です。ずるずるとクスリに溺れていくので、読んでてイライラしました。ほぼ最後まで主人公に主体性がない。物語の主人公としては最低の部類だろ。
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上下巻で構成されたうちの下巻。高校生の主人公は事故をきっかけに左手に死んだ兄の人格が宿った。主人公は家出の途中で殺人事件に巻き込まれ、逃亡生活を送る羽目になる。真犯人を探るため危険なドラッグの密売組織に潜入する。 上巻に引き続きスピード感のある展開で、ページを捲る手が止まらない...
上下巻で構成されたうちの下巻。高校生の主人公は事故をきっかけに左手に死んだ兄の人格が宿った。主人公は家出の途中で殺人事件に巻き込まれ、逃亡生活を送る羽目になる。真犯人を探るため危険なドラッグの密売組織に潜入する。 上巻に引き続きスピード感のある展開で、ページを捲る手が止まらない。クライマックスでは期待を裏切らない真相と意外性、文章とは思えない迫力を感じられる。
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シリーズ、下巻。 交通事故で双子の兄を亡くした岳士。 その魂が左手に宿ったが、誰も信じてくれない。 上巻では、危険ドラッグ『サファイア』を巡る岳士、危険な集団スネーク、警察、そして錬金術師の三つ巴・四つ巴の闘いが始まる。 果たして、錬金術師とは誰なのか? そして、殺された早川...
シリーズ、下巻。 交通事故で双子の兄を亡くした岳士。 その魂が左手に宿ったが、誰も信じてくれない。 上巻では、危険ドラッグ『サファイア』を巡る岳士、危険な集団スネーク、警察、そして錬金術師の三つ巴・四つ巴の闘いが始まる。 果たして、錬金術師とは誰なのか? そして、殺された早川の殺人犯とは、誰なのか? 二転三転する真実、どんでん返しが続きます。 最後は、兄・海斗の手紙により、全てが明らかに。 そうだったんですね。 熱い兄弟愛にウルウルです。
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借りたアパートの隣の女性といい関係になり方向性が変わったと思ったら、女がドラッグを持っていた。そしてそれを使い気持ちいい事をする。刑事に捕まり、情報屋としてドラッグの売人の中に入り込んだり真相が段々とつかめて来た!最後は左手を切り落としたが事故として処理され、兄の幻想も無くなりハ...
借りたアパートの隣の女性といい関係になり方向性が変わったと思ったら、女がドラッグを持っていた。そしてそれを使い気持ちいい事をする。刑事に捕まり、情報屋としてドラッグの売人の中に入り込んだり真相が段々とつかめて来た!最後は左手を切り落としたが事故として処理され、兄の幻想も無くなりハッピーエンド。
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面白かった! 上下巻を並べてみると、この表紙は秀逸! 事故をきっかけに左手に双子の兄が宿った高校生の物語。 この手の設定は正直あまり好きではありません。 オカルトなのか、本人の幻想なのか、エイリアンハンドシンドロームなのか? 下巻です。 ますますドラッグと彩夏にのめり込んでい...
面白かった! 上下巻を並べてみると、この表紙は秀逸! 事故をきっかけに左手に双子の兄が宿った高校生の物語。 この手の設定は正直あまり好きではありません。 オカルトなのか、本人の幻想なのか、エイリアンハンドシンドロームなのか? 下巻です。 ますますドラッグと彩夏にのめり込んでいく岳士。 さらにドラッグの影響からか海斗と岳士の関係も徐々に変わっていきます。 そして、いよいよ錬金術師の正体が明らかに.. そして真犯人は.. おおよそ想定通り(笑) 下巻ではどんどん伏線が回収されるのであまりコメントできません(笑) しかし、最後の最後、ぐっと熱いものがこみ上げました。 ドラッグ、セックス、暴力とR指定ばんばんのエンターテイメントストーリでした。 お勧め!
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兄弟愛の王道ストーリー。兄弟として普通の関係、からの仲違い、からの裏切り、でも実は、、、シンプルで良かったが、王道故の先が読みやすい展開。だがそれが良い!笑
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知念さんの神作キタ。。上読み終わってから3時間で一気読みしてしまった。サファイヤ、錬金術師、兄弟の絆、伏線回収含めてラストまで怒涛の展開だった。ラストの展開に思わず涙しそうになるほどの感動とストーリーの精巧性に脱帽だ。サファイアを飲んだかのようなふわふわした感覚になりました。左手...
知念さんの神作キタ。。上読み終わってから3時間で一気読みしてしまった。サファイヤ、錬金術師、兄弟の絆、伏線回収含めてラストまで怒涛の展開だった。ラストの展開に思わず涙しそうになるほどの感動とストーリーの精巧性に脱帽だ。サファイアを飲んだかのようなふわふわした感覚になりました。左手に宿った海斗、、、おまえってやつは。。事件の真相も面白かったが、この小説の本質は「どんなにツラい現実も自分の中でしっかりと受け止めて前に進む事、それが過去の自分や別れた大切な人と共に生きていく」ということ。これからの長い人生確実に訪れるであろう自分の大切な人の死、そして自分の死、メメントモリではないが、悲しむだけ悲しみ、その人と共に前を向いている生きていく、、人間という生き物の生き方のエッセンスが巧みに描かれていました。良作スギィ!!
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最初から暗くて読み進めていくと主人公がどんどん危ないほうへ進んで行くからハラハラした。 主人公と彩夏は最後は前向きになれたのかもしれないけどなんだか失ったものが多いなと思った。 幼馴染の女の子がどこかで出てくるかなと思ったけど出てこなかった。本当に主人公とその左手の存在に焦点をあてて描かれていた。 左手に宿った海斗は主人公が作り出した存在だったようで、自らが消えることを望んでたと知って驚かされた。正直なところ、やっぱり主人公は早川を殺していて海斗は彩夏が庇うところまで見通していたのではないかとか色々考えてしまった笑 左手を失くす以外に海斗がいなくなる方法がなかったのかなと思ってしまって読後はもやもやした。 麻薬や性的な描写が多くて読んでいて暗い気持ちになった。
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