体育がある の商品レビュー
「できない」「苦手」という気持ちによりそって、はげましてくれる本。 4年生のあこは、体育が大の苦手。とびばこは跳べないし、逆上がりはできないし、走るのも泳ぐのもおそい。そんなあこを、ママはせっせと練習に連れ出していく。 ある日、ウチに泊まりに来たばあばに、あこは今までだれにも...
「できない」「苦手」という気持ちによりそって、はげましてくれる本。 4年生のあこは、体育が大の苦手。とびばこは跳べないし、逆上がりはできないし、走るのも泳ぐのもおそい。そんなあこを、ママはせっせと練習に連れ出していく。 ある日、ウチに泊まりに来たばあばに、あこは今までだれにも言えなかった気持ちを打ち明ける。「できないって思う自分が、弱虫ですごーくいや。」 あこは、ばあばからの言葉をきっかけに、苦手な体育、そして自分の気持ちと向き合っていく。 ばあばが登場するまでは、スパルタなママに付き合わされるあこがちょっとかわいそう。でもユーモラスで楽しい会話がふんだんで、全体的に明るいお話になっている。挿絵もそんなお話の雰囲気によく合っている。 物語の後半、あこがばあばと夜を過ごし、自分に向き合うようになってからは、印象的な言葉が随所に見られ、物語に深みが出てきた。すごく引き込まれて、ぜひ子供にも紹介したいと思えた。 読書感想文課題図書になりそうな予感がする。
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母子で、一気読み。 体育苦手、お肉苦手と、なんかたくましくないあこちゃん。心情に共感したり、応援したくなったりしつつ読み進め、いつの間にか、「この何も武器になるものをもってないようなこの子が、どうやって、乗り越えるんだろ?!」と、興味津津に。 [子の感想] たくましい(!?)...
母子で、一気読み。 体育苦手、お肉苦手と、なんかたくましくないあこちゃん。心情に共感したり、応援したくなったりしつつ読み進め、いつの間にか、「この何も武器になるものをもってないようなこの子が、どうやって、乗り越えるんだろ?!」と、興味津津に。 [子の感想] たくましい(!?)お母さんに練習、練習って言われるあこちゃん、全部、私やん!!! ※ガッツリ自己投影したらしいです。母、反省。
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