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朝と夕の犯罪 の商品レビュー

3.6

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2025/02/21

アサヒとユウヒの兄弟が実行した狂言誘拐は、思いもよらない結末を迎えた。8年後、警察官・狩野雷太は衰弱した男児を保護する。その母親がかつて誘拐事件に巻き込まれていたことがわかり…。 突っ込みどころは多いのに最後まで一気に読ませる力のある作品だった。往年の名作「白夜行」や「永遠の仔...

アサヒとユウヒの兄弟が実行した狂言誘拐は、思いもよらない結末を迎えた。8年後、警察官・狩野雷太は衰弱した男児を保護する。その母親がかつて誘拐事件に巻き込まれていたことがわかり…。 突っ込みどころは多いのに最後まで一気に読ませる力のある作品だった。往年の名作「白夜行」や「永遠の仔」に似た雰囲気も。ただ物語の核心となるカラクリは…ちょっとズルくない?とも感じた。 (B)

Posted byブクログ

2025/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

めちゃ良かった。 美織が由孝に虐待されてた過去可哀想やし、親の親の代から連鎖してるのも残酷。 置き去り中の夕夜一人称のところも可哀想過ぎる。 美織が本気で子供に死んで欲しいって思ってた訳じゃなくて、フラッシュバックのせいで真昼が亡くなったのも由孝のせいにしたいけど、由孝も被害者やから誰も責めれんのが、、、って感じ。 由孝も虐待の被害者やけど、やってたことは最悪過ぎてキモいあれは無理。 前作もそうやったけど、狩野さんが過去暴いていくのテンポ良くて読みやすい。 立川さんが雄飛なのは予想外。

Posted byブクログ

2025/01/25

引き込まれる設定で読み始めた前半。 後半はドロドロと入り組んだ人間模様の種明かしで、ここに着地?な展開がたまらなく辛かった。 アサヒとユウヒ、幸せになって欲しいな…

Posted byブクログ

2024/12/26

アサヒとユウヒ、二人の子供時代から話は始まり、狂言誘拐、子どもの置き去り事件と話が展開していく。 倒叙の形式をとってはいるが、彼らが事件にどのような関わりを持っているのかは明かされないまま話は進むため先が気になり読む手が進む。 そんな彼らに迫る警察官狩野との頭脳戦に手に汗握りなが...

アサヒとユウヒ、二人の子供時代から話は始まり、狂言誘拐、子どもの置き去り事件と話が展開していく。 倒叙の形式をとってはいるが、彼らが事件にどのような関わりを持っているのかは明かされないまま話は進むため先が気になり読む手が進む。 そんな彼らに迫る警察官狩野との頭脳戦に手に汗握りながらも、彼らの切実な思いを知る側としてはどうか逃げ切ってほしい、と願ってしまう。 振り向いたら後ろにいるタイプの追い詰め方をしてくる狩野にハラハラが止まらない。

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2024/12/19

段々話がややこしくなっていったけど、最後はあー、そういうことかと納得。 美緒の人生、家族含めて終わってる それに巻き込まれた子どもふたりのことを思うとやりきれない。

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2024/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった。 ただ、明らかに立川さんの言動が意味ありげで案の定かな。でも色んなどんでん返しであっという間に読んでしまった! 美織が育児放棄をした理由はやはりよくわかんない。 狩野さんはオダギリジョーでお願いしますー!

Posted byブクログ

2024/10/05

この方(といっても、執筆担当とプロット担当の2人の作家ユニットとのこと)の作品、 些細な言動や、動機となる感情をきちんと辻褄合うように構成されてる。 面倒くさい推理も必要としないのに、とても緻密。

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2023/12/12

偽りの春の続編。 サラッと読めるし、少しホロっと泣けます。 犯罪者と言えど、その過程は実は切ない過程があるのかも…

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2023/11/30

幼い頃、離れ離れになった兄弟のアサヒとユウヒ。二人は10年ぶりに再会し狂言誘拐を実行する。その8年後、幼い子供を置き去りにし衰弱死させる事件が起きる。狂言誘拐が招いた悲劇の裏にどうしても隠したい真実があった。負の連鎖という虐待連鎖。自分も被虐待児だった過去があろうがなかろうが罪は...

幼い頃、離れ離れになった兄弟のアサヒとユウヒ。二人は10年ぶりに再会し狂言誘拐を実行する。その8年後、幼い子供を置き去りにし衰弱死させる事件が起きる。狂言誘拐が招いた悲劇の裏にどうしても隠したい真実があった。負の連鎖という虐待連鎖。自分も被虐待児だった過去があろうがなかろうが罪は罪。どこかで連鎖を断ち切る術はなかったのだろうか。辛く苦しい作品。

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2023/11/08

狩野雷太はある意味主役 一応「偽りの春」警察官狩野雷太シリーズの続編。 今回はアサヒとユウヒという兄弟が主役で、 過去の誘拐と現在のつながりをうまく描いていますね。 ※アサヒとユウヒの名前が似てて混乱しました。 狂言誘拐の真相が、残酷で悲しいんですが、 事件の前振りが長いわ...

狩野雷太はある意味主役 一応「偽りの春」警察官狩野雷太シリーズの続編。 今回はアサヒとユウヒという兄弟が主役で、 過去の誘拐と現在のつながりをうまく描いていますね。 ※アサヒとユウヒの名前が似てて混乱しました。 狂言誘拐の真相が、残酷で悲しいんですが、 事件の前振りが長いわりに、真相のインパクトが少し弱いかなという気がしました。 しかし、そんな事件を解決に導く、 影の立役者、狩野雷太の推理力がすごいです。 あえて狩野雷太を主役ではなく、ちょっと絡んでくる形にすることで、 ミステリアス感を演出していますね。 実際、前作読んでない方は 「この人急に出てきてなんなの? しかもあんま事件に関わってない感じなのに、 推理力キレキレで気になるー」となると思います。 狩野雷太は、まぁある意味主役といっていいでしょう。 降田天先生のそういった読ませ方、(私が勝手に思ってるだけ) と読後のなんとも言えない切なさが、いつもどおり表現されていて良かったです。

Posted byブクログ