作家と酒 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説家や詩人や漫画家たちによる、お酒にまつわる44編。 大酒呑みの話が読みたいと思って手に取った。きっと何名かはそういう作家がいるに違いないと。 結果的に想像以上の面白い話が読めて満足した。お酒での失敗談も、お酒にまつわる思い出も、作家の表現力で楽しく読めた。時代の空気まで伝わってくる。 困るのは、読んでいるうちに自分もお酒を飲みたくなってくるところだ。お酒専用の業務用冷蔵庫が心底羨ましかった。
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酒という媒介によって、執筆者に対する誼の深さを問わず、ある種の古き良き時代を醸し出す文化の中で各人が実態的に肉付けされていく行程は、人類史を通じて連れ添ってきた存在の重みを改めて見せつけるものとなっている。
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2021年発行、平凡社の本。44編。酒にまつわるエッセイ集。結構多くが故人。当たり前かもしれないが酒飲みのエッセイが多い。特に戦前から戦中、昭和中期までの人物のものは結構飲みすぎな話ばかり。あとは戦争直前から戦中の酒の話。個人的には酒は好きだがあまり飲まない。時間とお金がないのも...
2021年発行、平凡社の本。44編。酒にまつわるエッセイ集。結構多くが故人。当たり前かもしれないが酒飲みのエッセイが多い。特に戦前から戦中、昭和中期までの人物のものは結構飲みすぎな話ばかり。あとは戦争直前から戦中の酒の話。個人的には酒は好きだがあまり飲まない。時間とお金がないのもあるが、はまると怖いかなと感じているから。でも酒の話を見るのはそんなに嫌ではない。
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