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〈叫び〉の中世 の商品レビュー

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2022/05/30

第1章 救いの叫び、罪の叫び  A 日常的信心業、聖なる世界との繋がりにおける〈叫び〉    1 〈祈り〉と〈叫び〉      (1)修道士 —— 神への〈祈り〉、文字上の〈叫び〉      (2)一般信徒 —— 必死の〈祈り〉と〈叫び〉    2 聖人崇敬、奇跡の実現と〈叫び...

第1章 救いの叫び、罪の叫び  A 日常的信心業、聖なる世界との繋がりにおける〈叫び〉    1 〈祈り〉と〈叫び〉      (1)修道士 —— 神への〈祈り〉、文字上の〈叫び〉      (2)一般信徒 —— 必死の〈祈り〉と〈叫び〉    2 聖人崇敬、奇跡の実現と〈叫び〉      (1)聖人、聖なるものへの素朴な〈叫び〉—— 聖人崇敬の現場から      (2)神および守護聖人への訴え —— 修道院の典礼的儀式「叫び」    3 異教の「残滓」と〈叫び〉    まとめ  B 悪魔と罪人の〈叫び〉    1 悪魔と悪魔憑きの〈叫び〉      (1)激しい〈叫び〉を症状とする悪魔憑き、狂人、悪魔      (2)真実を叫ぶ悪魔憑き    2 煉獄・地獄の〈叫び〉      (1)異界探訪譚の煉獄・地獄と〈叫び〉      (2)『トゥヌクダルスの幻視』—— 罪深い魂たちの悲痛な〈叫び〉にあふれた地      (3)『聖パトリックの煉獄』—— 罪人の悲痛な〈叫び〉とキリストの名の                     〈叫び〉      (4)『エインシャムの修道士の幻視』—— 罪人の〈叫び〉の継続    3 異界からの来訪      (1)エルカン軍団      (2)罪人や悪魔の来訪と〈叫び〉の消滅    まとめ  結 び  補論1 中世の音楽と〈叫び〉 第2章 「敬虔な女性たち」の叫び       ——「新たな聖なる〈叫び〉」の展開  A 盛期中世以降の〈霊性〉の展開と「敬虔な女性たち」の台頭    1 霊性史の枠組み      (1)一般信徒を含む霊性史      (2)12世紀後半から13世紀の転換期と新たな宗教生活    2 「敬虔な女性たち」の〈霊性〉とその展開      (1)〈女性的霊性〉とは何か      (2)「敬虔な女性たち」とは誰か  B 新たな〈霊性〉と「聖なる〈叫び〉」の変容    1 救いと聖性の〈叫び〉      (1)神への〈祈り〉と〈叫び〉      (2)聖性の有無への反応の〈叫び〉    2 罪と贖いの〈叫び〉      (1)罪人・罪と〈叫び〉      (2)受難のイエス・キリストと〈叫び〉—— 反応、共感、追体験    3 神から与えられる〈叫び〉      (1)神からの使命として —— コルトーナのマルゲリータ      (2)聖母の慈悲を伝えるものとして —— マージェリー・ケンプ  結 び  補論2 感情の〈叫び〉を追って 第3章 集団的宗教運動と〈叫び〉  A 十字軍運動の中の一般信徒 —— 神の〈叫び〉、神への〈叫び〉    1 十字軍と「神の思し召し」の〈叫び〉      (1)十字軍研究とウルバヌス2世の演説      (2)「戦争の叫び」と十字軍の〈叫び〉    2 少年十字軍と〈叫び〉      (1)少年十字軍とその参加者      (2)フランスの少年十字軍      (3)ドイツの少年十字軍    まとめ  B アレルヤ運動、鞭打ち苦行運動     ——〈身体〉の宗教運動と〈叫び〉のゆくえ:13世紀から14世紀    1 アレルヤ運動(1233年)の〈叫び〉    2 鞭打ち苦行運動と〈叫び〉の展開      (1)中世キリスト教世界の鞭打ち業と兄弟会      (2)第一期鞭打ち苦行運動(1260年)      (3)第二期鞭打ち苦行運動(1349年)    3 北イタリアと北ヨーロッパの地域差をめぐって    まとめ  C ジェズアーティ会の運動とビアンキ運動     ——〈救い〉への「過程」となる〈叫び〉の展開:14世紀後半    1 ジェズアーティ会の運動      (1)ジェズアーティ会の生い立ち      (2)ジェズアーティ会の信心業と〈叫び〉    2 ビアンキ運動      (1)運動の意図とあらまし      (2)ビアンキの〈霊性〉と〈叫び〉の意味 —— ビアンキのラウダから    まとめ  結 び  補論3 絵画から見る世俗の〈叫び〉  おわりに

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