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播磨国妖綺譚 の商品レビュー

3.8

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  3. 3つ

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2024/08/14

播磨国の庶民の陰陽師の話し。 お兄さんと弟の掛け合いがほっこりする。 短編が組み合わさっているので、読みやすい。 白狗山彦の話が一番好き。山神様が人間の子供を育て、その子を里に返すという話だがジンときた。 親子の愛情には血とか関係ないんだとしみじみ思った。 全体的にのんびりして優...

播磨国の庶民の陰陽師の話し。 お兄さんと弟の掛け合いがほっこりする。 短編が組み合わさっているので、読みやすい。 白狗山彦の話が一番好き。山神様が人間の子供を育て、その子を里に返すという話だがジンときた。 親子の愛情には血とか関係ないんだとしみじみ思った。 全体的にのんびりして優しい感じの内容。

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2024/05/06

p100まで。やさしいお話というより薄味と感じた。2つめのエピソードまで読んだが各話もうちょっと展開があってほしかった。連作を読み進めると面白くなってくる?

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2024/04/23

読む順序が前後してしまったけど、それぞれの話が独立しているので十分に面白かった。2巻で猿楽のことばかりで、主人公の兄弟が出てこない話があって不思議だったのだが、この巻で、猿楽の一座との関わりが描かれているので、なるほど、これがあっての一幕だったのだと納得した。能に受け継がれている...

読む順序が前後してしまったけど、それぞれの話が独立しているので十分に面白かった。2巻で猿楽のことばかりで、主人公の兄弟が出てこない話があって不思議だったのだが、この巻で、猿楽の一座との関わりが描かれているので、なるほど、これがあっての一幕だったのだと納得した。能に受け継がれている演目の話でもあり、舞う様子を想像して楽しんだ。

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2024/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

連作短編6篇 都の陰陽師とは違って播磨国、道満の血筋に連なる法師陰陽師の兄弟薬師の兄律秀と妖が見える弟の僧呂秀の物の怪退治。その中で呂秀と縁を結び式神となったあきつ鬼が要所要所でいい働きをして、何気に健気なところもあり、この後の主従関係も楽しみである。

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2024/01/18

これは味わい深く風流です。もののけが出るお話をゆったりと。この世ならざるものを視ることができる僧侶の呂秀は祖の蘆屋道満が使役していた最強の式神(あきつ鬼と名付けた)の新たな主に。兄で薬師である自由人の律秀は視えないが剣呑なものを祓う技術が高く彼にとっては病もあやかしも似たものなの...

これは味わい深く風流です。もののけが出るお話をゆったりと。この世ならざるものを視ることができる僧侶の呂秀は祖の蘆屋道満が使役していた最強の式神(あきつ鬼と名付けた)の新たな主に。兄で薬師である自由人の律秀は視えないが剣呑なものを祓う技術が高く彼にとっては病もあやかしも似たものなのかもしれないし、視えぬことも重要な能力なのかもしれない。《鬼は人ができぬことをする、人は鬼ができぬことをする。》p.168。《花を扇の代わりとせよ》(p.233)

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2024/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

室町時代の播磨国の法師陰陽師兄弟の物語。 播磨国と陰陽師から平安時代の物語と思ってましたが、室町時代であるという時代設定も含めて着想が面白いと思います。 歴史好きとしては、1439年から物語が始まるので嘉吉の乱が描かれるかと思ったが、続編が出ているようなので今後の話になりそうです。 地方の時代小説は時代背景に影響しないもの(いつの時代でも通じそうなもの)が多いと思いますが、伝説も含め歴史がちょっと絡んできそうで続編も期待したいと思います。

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2024/01/05

別の本でこの話の冒頭部分を見て気になっていたので続きがあるとのことで読んでみました。 あやかしと題名にあり、式神も恐ろしげな見た目の赤鬼な割に、おどろおどろしい話はなくホッコリする話が多くて新年早々癒されました。 複数の短編から成る連作長編なので隙間時間に読みやすかったです。個人...

別の本でこの話の冒頭部分を見て気になっていたので続きがあるとのことで読んでみました。 あやかしと題名にあり、式神も恐ろしげな見た目の赤鬼な割に、おどろおどろしい話はなくホッコリする話が多くて新年早々癒されました。 複数の短編から成る連作長編なので隙間時間に読みやすかったです。個人的には最後の梨の木のお話が可愛らしかったです。 さらに続きがあるらしいので、こちらも読みたいと思います。今年もたくさん本が読みたいです。

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2023/12/18

室町時代の播磨国。薬草園を管理する律秀・呂秀の兄弟。 兄の律秀は近隣の民の病を診て、薬を方じ、祈祷によって物の怪を退ける法師陰陽師だが、弟の呂秀は実際に物の怪が見える僧侶だった。 ある晩、呂秀のもとに赤い禍々しい鬼が現れる。鬼は、かつて蘆屋道満に仕えた式神で、三百年以上も新たな主...

室町時代の播磨国。薬草園を管理する律秀・呂秀の兄弟。 兄の律秀は近隣の民の病を診て、薬を方じ、祈祷によって物の怪を退ける法師陰陽師だが、弟の呂秀は実際に物の怪が見える僧侶だった。 ある晩、呂秀のもとに赤い禍々しい鬼が現れる。鬼は、かつて蘆屋道満に仕えた式神で、三百年以上も新たな主を求めていた。 と、書くと物々しい物語のようだけど、穏やかでほんわかとしたお話で、心地よい。 道満って悪役のイメージが強いけれど、地元では好意的?なのか、道満の血筋である兄弟が、近隣で起きる妖しい出来事を解き明かしていく。 猿楽座の舞手たちの背後に現れる猩々を纏った霊の想いとは 都から来た陰陽師と播磨山 冬の朝に薬草園を訪れた山神の依頼 海の沖に現れる亡霊 薬草園の梨と桜の木とひかるもの

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2023/12/17

続巻が出るということで、2年以上積んだままだったものをようやく読んだけど、こっちは上田版夏目友人帳だった、と。 まぁ、中間小説誌向けの軽い読み物としては及第点ではあるけど。

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2023/06/23

蘆屋道満の血を引く薬師と法師陰陽師の兄弟が怪異の真相を探る。 コンビものミステリ、陰陽師、怪異でとても好みの作品。おもしろかった。続編が出てほしい。

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