【カーボンニュートラル】水素社会入門 の商品レビュー

西宮伸幸(著者)

2024/10/06

文系ビジネスパーソンにも理解できる内容。
エネルギーキャリアとして水素が活躍する将来の社会を想像できるようになります。
技術は出揃っている、という認識。
先行する諸外国の状況やビジネスとしての展望をもっと理解したい。適当な本はあるかな。

2023/07/22

科学者の立場から、水素の持つ特徴、ポテンシャル、様々な活用方法などが文系の素人にも飲み込みやすく解説されていて良かった。
エネルギーキャリアとしての水素、グリーン水素/ブルー水素/グレー水素について。水電解/光触媒/複製水素といった製造方法。また、液化、圧縮、水素吸蔵合金などの貯める技術。
電力エネルギーは大規模発電所で作って、送配電網で運んで利用するのが基本だと思い込んでいるけれど、広い世界をしっかり見ていく必要があると感じた。

2022/03/02

タイトルと表紙の雰囲気から「内容は難しそうだな…」と勝手に思って読み進めてみたら、とても分かりやすく水素社会に関して書いてあり、参考になりました。

2022/02/23

p17 水素は二次エネルギー

p19 エネルギー効率　火力発電所 35-45% 燃料電池　25度で83%

p21 有害物質を出さない、一次エネルギーから容易に製造できる、さまざな形態のエネルギーへ高効率で変換できる、大量貯蔵から少量貯蔵まで可能、短距離輸送から長距離輸送まで可能

p59 化石燃料と水蒸気を高温で反応させる水蒸気改質

p60 石油精製などの副産物として作られる副生水素

p62 水電解　アルカリ水電解、固体高分子形水電解、高温水蒸気電解

p104 MIRAI 5kgの充填にかかる時間は３分

p111 バッテリー式に比べて燃料電池の良いところは、低音に強いということ　　冷蔵倉庫　フォークリフト
燃料電池　充填時間も短い

p114 エネファーム　燃料電池
パナソニック　固体高分子形
アイシン　固体酸化物形
水素を製造するために都市ガス、LPガスなどの化石燃料を使用している

p134 長崎の五島列島　洋上風力発電で得られた電力の余剰分を水素に変換している　燃料電池車に充填したり、MCHに変換して定期船で隣の島に運ぶ

p140 東芝の自立型水素エネルギー供給システムH2One