発酵食品の歴史 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
このところ発酵関係の本を読んでいる。その流れで図書館で借りた。 著者はアメリカ人だろうか、英文学で博士号を取得した女性でネット雑誌で料理の歴史を執筆されている。発酵食品の飲料やパン、野菜、チーズ、ヨーグルト、ソーセージの歴史について簡潔に書かれている。化学的なうんちくはほどほどに、昔から人々の生活に密着していた発酵食品の姿を外観できる一冊だ。 2022年2月24日にロシアはウクライナに侵攻した。そのウクライナの動物学者イリヤ・メチにコフはノーベル賞を受賞し「免疫学の父」として知られているが、発酵に乳酸菌が関与していることを示唆していたという。氏は若い頃にフランスのパスツールによって研究所に招聘されたという。とにかく化学のレベルはそういう時代だったんだな。
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発酵食品はいつの時代も人々を魅了し文化を作ってきた。生物学的には微生物の発見,工業的には大量生産への規格化など,さまざまな分野への繋がりを見せている。
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人間とは切っても切れない縁の発酵食品、それの歴史と変遷が解説されている一冊。 今でこそ理解も深まり重宝している発酵食品ですが、かつては理解できないけれど必要不可欠な食べ物として狩猟時代から作られていました。 自然な作り方から工業へ発展することで大衆へ栄養が行き渡ることになりました...
人間とは切っても切れない縁の発酵食品、それの歴史と変遷が解説されている一冊。 今でこそ理解も深まり重宝している発酵食品ですが、かつては理解できないけれど必要不可欠な食べ物として狩猟時代から作られていました。 自然な作り方から工業へ発展することで大衆へ栄養が行き渡ることになりましたが、規格化されたものによる弊害もあるようです。 各家庭の微生物を利用した手作りの多彩さが、実は一番美しい姿だったのかもしれません。 パンやチーズ、納豆や塩辛、色々な発酵食品がありますが、今後はそれに貢献している微生物にも感謝して食べなければなりませんね。
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