1,800円以上の注文で送料無料

承認欲求に振り回される人たち の商品レビュー

2.8

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/14

個人間の付き合いやsnsでの承認欲求についての本。 承認欲求は生きていく上で、満たすべき基本的欲求の一つとされていて、悪いものではないとしつつも承認欲求の害について多くのページが割かれている。 承認欲求が強い人とは、これ見よがしに誇張するイメージだが、実際は、”いい人と思われた...

個人間の付き合いやsnsでの承認欲求についての本。 承認欲求は生きていく上で、満たすべき基本的欲求の一つとされていて、悪いものではないとしつつも承認欲求の害について多くのページが割かれている。 承認欲求が強い人とは、これ見よがしに誇張するイメージだが、実際は、”いい人と思われたい”という一見控えめな承認欲求の方が多いように思った。 特にSNSでは、その隠れた承認欲求が顕在化しやすい。 承認欲求の裏に、見下され不安があるという。 突然逆上するカスハラや、悪目立ちはしたくないが上から目線な態度をされるのに腹を立てたりするのも、その例だろう。 全体的には、さらっと読める分、内容も、さらっと頭の中を流れていってしまうのだが、 欧米文化と比較して、自己主張が日本の文化では必要とされてこなかったことや、主体性がないのではなく、相手の気持ちを尊重しようとするが故に自己主張が苦手であるというポジティブな分析の部分が印象に残った。

Posted byブクログ

2023/12/25

あたりまえのことを書いているような、、 つい周りに良い顔をしてしまう人、SNSに色々あげる人にとってはそれが普通であり、「承認欲求」と認識していない人でしょう。そんな無自覚な承認欲求の強い人が読むと新しい価値観を得られて良いと思います。

Posted byブクログ

2023/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

承認欲求を否定せず、うまく付き合っていく方法。 SNSについての説明が多い。根っこは「見捨てられ不安」「愛着障害」。 リアルな人間関係の対処法を期待したけど、そういう本にはなかなか出会えない。 ・現状への不満が強く、自身がなく、「見下され不安」の強い人ほど、「上から目線」に過敏になっている ・しっかり自分と向き合い、いい人でいようと無理をしすぎないことが大切 ・合う相手、合わない相手がいて当然だと割り切ること

Posted byブクログ

2023/03/05

承認欲求は不安の元凶であり、時にそれが満たされないことで攻撃性を伴うようだ。私の周りにもそういう人がいて、どう対処すべきか悩む事があるので、本著を手に取った。 自分自身が、承認欲求に無自覚である人には、それを言葉にしてくれると言う意味でこの本は適しているが、既にストレスの原因が...

承認欲求は不安の元凶であり、時にそれが満たされないことで攻撃性を伴うようだ。私の周りにもそういう人がいて、どう対処すべきか悩む事があるので、本著を手に取った。 自分自身が、承認欲求に無自覚である人には、それを言葉にしてくれると言う意味でこの本は適しているが、既にストレスの原因が自分の承認欲求にあると気づいている方には向いていない。また私のように、他人の承認欲求に対峙すべく答えを求める目的ならば役に立たない。何故なら、承認欲求とは何か、それ自体を解説するだけの本だからだ。 つまり、承認欲求を自覚する人が手に取る本だが、自覚しているなら読む必要があまりない、ジレンマを孕む内容だ。例えば、不安ゆえにセルフ・ハンディキャッピングのような期待値下げ行動をとる事がある。しかし、これは経験的に既知の事であり、新たな学びはない。それを再確認して、どうすべきか。自己啓発本としても科学的、学術的という点でも、残念ながら、私にとっては、いずれも用無き本だった。

Posted byブクログ

2022/06/07

なんかイマイチピンと来なかった。この本が言いたい事がぼんやりとしか掴めない。承認欲求に振り回されて無いからかもしれない。相手の目に映る自分では無く相手そのものを見るって言う言葉は心に残った。

Posted byブクログ

2022/04/20

承認欲求とはなにか、実生活の中にどう見えてくるのか。 よくも悪くも承認欲求をバランスよく取り入れていくことが大切

Posted byブクログ

2022/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

承認欲求は、成長するために欠かせないものでもある。 マズローの欲求の階層説のうち、4番目の承認と自尊の欲求の一部=人間の基本的欲求。 多くの人は、生理的欲求や安全は満たされるが、愛と所属、承認と自尊はあまり満たされていない。 承認欲求には肯定的評価を受けたいだけでなく、批判や否定を避けたい欲求も含まれる。=市場的構え(市場原理が人間の価値にまで及んでいる=どれだけ人気があるか、が人間の価値を決める)から、人から気に入られるか、どう思われるか、に過敏になっている。 承認欲求を満たすには、本来努力が必要であったが、今はSNSで簡単に満たすことができるよういなった=その安易さゆえに、振り回される人が増えた。 文句を言われないために職場でも家庭でも自分を押さえてしまう=理解ある上司、夫でありたいために言いたいことが言えない。これも承認欲求が強いため=他人の評価に過敏になっている。 バイトテロ=承認欲求によって冷静な判断を失っていた。仲間にそそのかされた。 本音の人付き合いができない=承認欲求が強いため。 政治家や官僚の不祥事も、良い人を演じてしまうことから起きる。 承認欲求に振り回されている限り、常に相手の期待する自分を生きるしか、満足できない。 有能な人のあら探し=承認欲求が満たされない不満から。 自己の二重性=見る自分(知る主体としての自己I)とみられる自分(知られる客体としての自分me)がいる。Iが、meを強く意識することで承認欲求が強まる。 人の目を通じてしか、事故を知ることはできない。似た者同士でまとまりやすいのは、同じ価値観だと肯定的に見てもらいやすいから。 SNSによって、見られる自分、が肥大化した。 自己愛人格障害=自分の評価が高い場合と低い場合がある。 自己愛が強い人は、承認欲求が強い。簡単に満たせるためSNSに走る。 自己イメージは、自分がもとから持っているのではなく、他人が自分に対して抱くイメージによってつくられている。 「見下され不安」には、他人の親切な態度も見下す態度に映る。 現状不満、自信のなさ、見下され不安が強い、ほど上から目線に過敏。 セルフハンディキャップにつながる=承認欲求の挫折を防ぐための試み 今の自分を乗り越えようとする努力は承認欲求が原動力になっている。 欧米の独立的自己観では、自分なりに納得のいく成果が自尊心の向上になる=自己中心の文化。 日本の相互依存的自己観では、他社との良好な関係と社会的役割を果たすことが自尊心の向上につながる。日本人は、個の世界ではなく、間の世界を生きている=間柄の文化。日本人の礼儀正しさ、他人に迷惑を掛けない生き方、につながる。 宗教などの絶対原理がないかわりに、恥ずかしいことをするな、という美意識が社会を保っている。社会=世間。恥の文化対罪の文化。 何でも中庸が望ましい。 承認欲求を全否定するのではなく、生きにくくしている部分を見極めること。 ストレスコーピング。 情動発散型=好きなことをする、リラックス、のんびり、など。 満たされた欲求は人を駆り立てない。 自己開示する=本音で付き合えば承認欲求が満たされる。 自己開示できないのは、現在のバランスを崩すことの恐れ、相手の反応に対する不安、があるから。 一歩踏み出す勇気、みんなから好かれようと思わない勇気、相手の目に映る自分より相手そのものを見る、認められたい、より認める、自分をさらけ出す、ことが必要。

Posted byブクログ

2021/12/19

周りからどう思われるかに人生を左右される。 自分にあったキャラはずっと演じ続ける必要がある。 SNSにより人間関係が増えた。

Posted byブクログ

2021/11/21

日本人は相互依存的自己観のもと、「見下され不安」から承認欲求が強いようだ。大学生・学校生310人を対象に実施した意識調査では、「上から目線」で物を言われてイラッとくる人が64%、同い年の言葉に「上から目線」を感じる人が40%と、「上から目線」に過敏に反応する若者が非常に多いことが...

日本人は相互依存的自己観のもと、「見下され不安」から承認欲求が強いようだ。大学生・学校生310人を対象に実施した意識調査では、「上から目線」で物を言われてイラッとくる人が64%、同い年の言葉に「上から目線」を感じる人が40%と、「上から目線」に過敏に反応する若者が非常に多いことが分かった。

Posted byブクログ