山のふもとのブレイクタイム の商品レビュー

髙森美由紀(著者)

2022/06/02

前作よりもぐっと面白くなった。
店長である登磨の内面の成長に拍手。
その成長を促した周りの人に拍手。

おばあちゃんとの話はマジで泣きそうになった。

2022/04/29

葵岳登山口にあるレストラン「コッヘル　デル　モタキッラ」通称「葵レストラン」のシェフ・登磨は、地元青森の食材で絶品作る。

オープンキッチンで、お客の表情や体調を見て料理の味付けに工夫を凝らしている。
もちろんお客の様子にいち早く気づいているのは、ホールを手伝っている美玖である。
この二人のおかげで居心地の良い空間と絶品料理を堪能できる。

4話ある短編は、シェフに関わった友人たちの悩みを見つけて解決に導くという。
もちろん料理も欠かせず、おススメはとても美味しそうで、何より看板に書かれた美玖作である(カッコ書き)ネーミングのセンス⁇2度読みする。
そして、確かめたくなるってことは…オーダーする流れ。

第一話　ハーブポークの休息
第二話　こんがりチーズの焼きおにぎり
第三話　見えないケーキ
第四話　ホワイトソースと厄介な頼み

2022/03/07

「山の上のランチタイム」の続編。前作はじゅうぎょういんの実玖ちゃん目線で、今回はシェフの登磨目線で物語が進む。
前作では今一つ何を考えているのか分からなかったが、さすがに登磨目線だと色々人となりが見えてきておもしろい。
全体的に人物像とか設定とかが前回より分かりやすくなっている印象だ。
お腹が満たされれば、美味しいご飯があればとりあえず物事はなんとかなる。なんとかする気力が湧いてくる。ご飯の力を教えてくれる物語。
続編にも期待。

2021/12/13

『山の上のランチタイム』の続編なんですね。
前作を読まずにこちらを先に手にとってしまいました。

主人公のことを最初あまり好きになれずにいたので、自分好みのお話ではないかも…と思い読んでましたが、最後の第四話は主人公が色々大事なことを気付けて良かったと思いました。

2021/12/27

あの味っこさ会えて、いかった…。「顔と料理が
天才」と噂される登磨は、青森県南部・葵岳
登山口にあるレストランのシェフ。彼には
忘れられないものがあった。それは、亡き祖母と
自分を繋ぐ料理で…。

2021/11/23

甥っ子・中学三年の瑛太の同級生・早苗。テニス部部長。しっかり者でお姉さん的存在の彼女が来店。中学校時代最後のテニスの試合が迫る中、早苗はコートに立つことはかなわなかった。葛藤を抱えぬ人はいない。彼女の葛藤と心の底を見た料理バカの登磨は、どう対応するのか。
「あの味っこさ会えて、いかった」青森県南部の葵岳登山口にあるレストラン。そのシェフ・登磨には亡き祖母との思い出の味があった。それを思い出させてくれたのは、意外な人物で・・・。

表紙が今回も素敵です。シリーズ化ということは前作も人気だったのかな？嬉しい。今度は登磨サイドから描かれるレストランの日々に、ほろりとしながら若いな～って思ったりしてしまう自分は年なのかもしれない（汗）一生懸命でまぶしいです。最終話で美玖との出会いが判明し、途中からこれは・・・と思っていた読者の予想を裏切らない展開でした。すごく分かりやすくてまっすぐなのに、意外と鈍い彼女だから嫌味なく応援できるんでしょうね。温かな空気の流れるレストラン、モデルがあるなら是非行ってみたい。

2021/09/10

青森県の葵岳にあるレストラン。そのシェフ・登磨には亡き祖母との思い出の味があった。それを思い出させてくれたのは意外な人物で？