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DXで変える・変わる自治体の「新しい仕事の仕方」 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2022/12/20

DX推進に必要なICT ツールの導入や活用の留意点と、それにともなう新しい仕事の仕方を解説。 自治体のDX推進 による、業務改善の考え方も解説してくれます 失敗例を挙げ、それをもとに成功のポイントを示してくれます。

Posted byブクログ

2022/03/09

2022年3月7日読了。豊島区など自治体のDXを推進した著者が語るDXの進め方と効果。自治体によってはコロナ禍の前から業務のデジタル化を進めていたが、コロナにより主に職員のリモートワーク対応のためデジタル化をとにかく進めなければならなくなり先行自治体のノウハウが非常に求められてい...

2022年3月7日読了。豊島区など自治体のDXを推進した著者が語るDXの進め方と効果。自治体によってはコロナ禍の前から業務のデジタル化を進めていたが、コロナにより主に職員のリモートワーク対応のためデジタル化をとにかく進めなければならなくなり先行自治体のノウハウが非常に求められているということか。課題を明らかにし、「なぜやるか」の目標を定め、PoCで達成する基準を明確にするなど言っていることは至極まっとう(まあ、突飛な案が自治体のDXで採用されるとも思えないが)。だめもと、というか複数件施策を進め、全部が全部採用・効果アリになることはない、と考えておいたほうがいい、という観点が印象に残った。

Posted byブクログ

2021/12/11

著者の髙橋氏は豊島区で長く情報システムを担当され、CISOも務めた方であり、複数の他自治体のアドバイザーも行ってきた方なので、現場目線で自治体DXの成功に何が必要なのか、とても良くわかる内容になっています。 第2章に記載のある課題のうち、「声の大きな職員に手をこまねく」というのは...

著者の髙橋氏は豊島区で長く情報システムを担当され、CISOも務めた方であり、複数の他自治体のアドバイザーも行ってきた方なので、現場目線で自治体DXの成功に何が必要なのか、とても良くわかる内容になっています。 第2章に記載のある課題のうち、「声の大きな職員に手をこまねく」というのは、傍から見ると笑い話のようなあるあるネタですが、根が深い問題ではあるので、とても参考になります。 自治体DX推進のためには、本書に記載があるとおりですが、多くの関係者を巻き込んだ体制構築が必須です。 私自身も自治体や公共組織のIT関連プロジェクトに複数関わってきましたが、炎上するプロジェクトは、発注者側である職員がどこか他人事だったり、要件を決められなかったり意思決定ができなかったりというケースが多いです。 逆に、成功したといえるプロジェクトでは、主管部署が早い時期から関係部署を巻き込んだり、庁内への周知を行ってオーソライズしたりというケースが多いので、今後の自治体DXの推進においても、全庁的な組織体制の構築は非常に重要だと思います。 本書では、情報セキュリティ(テレワークやLGWAN、三層分離)、システムやICTツールの調達(入札、プロポーザル)など、自治体の現場職員がよく悩む、困るところのアドバイス的な内容も多く、勉強になります。(個人的には、システムやツールの調達はプロポや価格競争の入札ではなく、総合評価がよいのではと思いますが) 第4章に記載があるように、「人に優しいデジタル化」、いわゆるデジタルデバイド対策は、民間企業では考える必要のあまりないことで、自治体や公共機関ならではですが、だからこそ自治体DXにおいては最重要の検討課題ではないかと思います。 全般的に自治体職員の現場目線で書かれており、自治体DXを推進するうえで、情報部門以外の原課職員にこそ読んでほしい一冊だと思いました。

Posted byブクログ