一日の終わりの詩集 の商品レビュー
一日の終わりや朝起きてすぐに開いて、ゆっくりと読み進めた。 いつ読んでも、頭のなかがすっと静かになる詩集だった。
Posted by
四年前に単行本で読んで、長田弘さんに初めて触れた思い出深い一冊。時間が経って文庫版で改めて読んでも、好きな一冊に変わりなかったことが嬉しい。詩集を読むと大体あの詩が良かったとか印象に残る詩がいくつかあるけれど、本作に限ってはどの詩が好き、というよりはこの本に漂う空気と綴られる言葉...
四年前に単行本で読んで、長田弘さんに初めて触れた思い出深い一冊。時間が経って文庫版で改めて読んでも、好きな一冊に変わりなかったことが嬉しい。詩集を読むと大体あの詩が良かったとか印象に残る詩がいくつかあるけれど、本作に限ってはどの詩が好き、というよりはこの本に漂う空気と綴られる言葉のすべてが好き、という感覚が近い。淡々と、うつくしくて静謐な言葉たち。 一日の終わりの詩集、タイトルまで良い。 解説は蜂飼 耳さん。
Posted by
2000年秋に発行されたから、発行されてから24年経った本山あとがきにも書いてあるように、無言の言葉のようなせりふが多い詩集。最後に問いかけがあったり死について書かれてたりするから、気持ち晴々と読める詩集ではないけど、言葉をもっと吸収したくなった!繰り返し読んだら理解できるように...
2000年秋に発行されたから、発行されてから24年経った本山あとがきにも書いてあるように、無言の言葉のようなせりふが多い詩集。最後に問いかけがあったり死について書かれてたりするから、気持ち晴々と読める詩集ではないけど、言葉をもっと吸収したくなった!繰り返し読んだら理解できるようになれそう...!
Posted by
一年の仕事終わりに「一日の終わりの詩集」を読みました。 言葉が力強くて。それは作者が生きてきて感じた、揺るがない想いなのだろうなと思いました。 「微笑だけ。この世に人が残せるのは。」 亡くなった祖父母の顔を思い出しました、そして今日、駅まで送ってくれた父親の微笑みも。 一日...
一年の仕事終わりに「一日の終わりの詩集」を読みました。 言葉が力強くて。それは作者が生きてきて感じた、揺るがない想いなのだろうなと思いました。 「微笑だけ。この世に人が残せるのは。」 亡くなった祖父母の顔を思い出しました、そして今日、駅まで送ってくれた父親の微笑みも。 一日を何気なく生きない人なんていないでしょ、とも思った、だけど生きていたいと思う間もなく死ぬ人もいる。私は静かに独りで悲しまなければいけないんだなとこの詩集を読んで改めて思いました。 詩集を読むと、世界の切り取り方への意識が変わる気がします。電車の中で読み終わって、降りようとしたとき、座席に忘れ物がないか私と同時に2回も振り返った人がいた。気が合うね。エスカレーターで登りながら向かいのホームに手を振る人。本当に楽しかったんだね。防寒対策の施しようが全く違うおじさん4人。ずっと仲良しでいてね。歌詞のない音楽が読書に合うことを初めてしりました。ありがとう、坂本龍一さん。 またいつか、違う一日の終わりにこの詩集を読む時が楽しみです。
Posted by
『一日の終わりの詩集』読了。 身に染みる詩集でした。通勤電車で読んだ。生きることに対する疑問や問いは常に日頃から付きまとう。理屈や理論で答えを出そうとしてしまいがちだが、そうではないことを思い出させる。いつもここに在らずな毎日が続いていた。ゆとりを持てるような生活を意識したいわ…...
『一日の終わりの詩集』読了。 身に染みる詩集でした。通勤電車で読んだ。生きることに対する疑問や問いは常に日頃から付きまとう。理屈や理論で答えを出そうとしてしまいがちだが、そうではないことを思い出させる。いつもここに在らずな毎日が続いていた。ゆとりを持てるような生活を意識したいわ… 私も含めてそうなのだが、無責任にささくれ立った言葉を矢の如く放ってしまうことがあるし、気にしすぎて言葉が引っ込んだりすることがある。その匙加減が難しいよな〜と思いつつも、相手を思いながら言葉を選ぶようにしたいな〜と。読んでいるうちにそんなことを考えていた。 去年の古本市で出会った本でした。 優しい気持ちになれました。本当にささやかな時間を過ごすことができました。 2023.1.13(1回目)
Posted by
「タイトルが素敵」と思っていたら、解説で蜂飼耳さんも「まず一日の終わりの詩集というタイトルがすてきだ」と書かれていらっしゃいましたね。 1日1日、けっこう全力なのでマインドフルに振り返る前に寝てしまうのですが(笑)、こころ穏やかにこういった詩集に目を通すのも素晴らしいと思いま...
「タイトルが素敵」と思っていたら、解説で蜂飼耳さんも「まず一日の終わりの詩集というタイトルがすてきだ」と書かれていらっしゃいましたね。 1日1日、けっこう全力なのでマインドフルに振り返る前に寝てしまうのですが(笑)、こころ穏やかにこういった詩集に目を通すのも素晴らしいと思いました。 そもそもわたしに、詩集は敷居が高いのだけど、 HS(株)さん主催で風味絶佳のイベントをさせていただいた際、 斉藤和則センムがオススメとしてご紹介くださいました。 確かにセンムっぽい! ーひとが誤るのは、いつも言葉を過信してだ。 だから、何をいいうるかではない。 何をいいえないか、だ。
Posted by
選び抜かれた日本語で綴られた詩集は、 哲学書にも近しいものがある。 若輩者の私には、少し気持ちが暗くなってしまうので、スローテンポの明るめのジャズを聴きながら読みました。
Posted by
みすず書房さんの版で読みました 〇手元に置いて、一日一つずつ、詩と対話したい 繰り返し投げかけられる問いは、よむたびに答えが変わるんだと思う 〇考えてこねた言葉ではなく、魂の中に埋もれている言葉が表に出てきたよう 〇言葉 ・紹介 マイ・オールドメン 緑雨のふふん 露伴先生...
みすず書房さんの版で読みました 〇手元に置いて、一日一つずつ、詩と対話したい 繰り返し投げかけられる問いは、よむたびに答えが変わるんだと思う 〇考えてこねた言葉ではなく、魂の中に埋もれている言葉が表に出てきたよう 〇言葉 ・紹介 マイ・オールドメン 緑雨のふふん 露伴先生いわく 鷗外とサフラン 二葉亭いわく 頓首漱石
Posted by
ひとりになっても 孤独を感じていても 「みんな」に合わせられなくても 自分の心を守りながら ちゃんと生きていける気がした。 個人的に長田さんの詩集の中でNo. 1
Posted by
Posted by
- 1
- 2