下町洋食バー高野 ビーフシチューとカレーは何が違うのか？ の商品レビュー

麻宮ゆり子(著者)

2023/08/16

下町洋食バー高野。立て続けに読めた、とても良く花電車もきっとこんな風に自分に合ったからなんだろうな。おキョンが自分を見つめ直して成長する様が良い、実際に成長しているし女将の会合に興味を持って実際に大きな会得する。挫ける度に自分を否定して落ち込んでいる、お客のジイさんに冷やかされて心臓がドキドキして耐えられない緊張感が場面が1番響いた、自分をちゃんと受け入れてないんだ、自分にも当てはまるから尚更だよ。とし子さんも気付いんだろう上野駅に付き添い頼んで気分が落ち着いた。その後ジイさんを哀れに思う成長した。

2022/11/27

下町洋食バー高野
ビーフシチューとカレーは何が違うのか？
麻宮ゆり子

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☆ビーフシチューとカレーは何が違うのか？

浅草は高度成長期時代の開発から外された？でも、だからこそ今でも趣のあるいい街なのかも。

相手のことを知りもせず、良いこと言ってるつもりで口を出してくる客。郷子は気は強いけど1人になって苦しんでた。おかみさんとの買い出しで心はちょっと軽くなったようだけど。

太くんは小さい子なのに親の顔色伺ってとても気を使ってる。時代とかじゃなく今でも大いにある。この親子はもう大丈夫かな？お母さんのご飯の方が美味しいというのは本音であって欲しい。

☆有漏のみつ豆

有漏(うろ)は無漏(むろ)の反対で煩悩にまみれた人の世を指す←私のことだ覚えておこう。
郷子のお気に入りの楳図かずおの漫画読みたくなってきた。確かにめちゃ可愛い子がすごい恐怖顔になるのよ！

お嬢様学校に馴染めない蓮ちゃん。ドラマとかで見たことあるような、陰湿に虐められてるイメージが湧く。ガキ大将みたいな男の子でもみんなそれぞれ孤独になってる時間がある。いかに自分の気持ちを知ってるか、自分の気持ちを大事にしてるかってことかなぁ。

なんか思った通り、冒頭の小洒落た旦那と蓮ちゃんは親子だった。

☆アサクサノリの煙滅

踊り子千里の付き人であり芸人のケシゴム。
郷子に「千里さんが褒めてました」と言われ、アパート周りを掃除したことで実際褒められるケシゴムが可愛い。

家族に理不尽な扱いをされ家を出てきたケシゴムは、彼の心を癒してくれていたあーのねおっさんのレコード(気になってYouTubeで調べた)を同居人に盗まれる。
逃げてきてからも結構大変な道を歩んでたと思うけど、他の卑怯な大人と違って、言われたことを素直に受け入れたり、心配してお笑いコンビに誘ってみたりする優しい気持ちがある人で、好感が持てた。千里にヒロポン打とうとしてたとこ以外は。

お堅い職業の人が、実は影で何やってるか分からないみたいな話だったかも。

☆花筏の会と銀杏の木

浅草商家のおかみさんの会。
おかみさんがお店を取り仕切り、旦那さんは広報活動に勤しむ。この広報活動がくせ者。

女性は弱い立場だけど、おかみさんたちは愚痴りつつもそれぞれのお店を良くしていこうとか、新しいことを取り入れようとしてる前向きなところがすごく素敵。郷子はお店のメニューを提案してみるとか刺激されていい方向に向いてるのもいいな。もしかすると将来おかみさんになりたいとか思っていそう。

2022/11/27 読了(図書館)