京の怨霊、元出雲 の商品レビュー
久しぶりに、高田さんの小説を読もうと思い、古事記異聞シリーズの続編である本書を購入しました。物語の前半で橘樹雅は金澤千鶴子に出会います。そこから、二人が議論していく中で、一進一退がありながら、謎に迫っていくところは興味深く読むことができました。その一方で、平行して描かれた殺人事件...
久しぶりに、高田さんの小説を読もうと思い、古事記異聞シリーズの続編である本書を購入しました。物語の前半で橘樹雅は金澤千鶴子に出会います。そこから、二人が議論していく中で、一進一退がありながら、謎に迫っていくところは興味深く読むことができました。その一方で、平行して描かれた殺人事件は、結末はいまいちで、なくてもよかったかなと思いました。それでも、改めて、高田さんの歴史ミステリーは面白いと思い、続編を読みたくなりました。歴史ミステリーが好きな人におすすめです。
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京都にある出雲族所縁の場所を巡る主人公に感情移入して読むことができました。 高田ワールドならではのワクワクを感じさせる良作でした!
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京都と兵庫の間、亀岡あたりに出雲大神宮がある。 出雲の出先機関みたいなのがこんなところにある。 上賀茂、下賀茂あたりにも由来の地名があり、、 別話だが、浦島太郎伝説もこれに関わる説。出雲は亀甲紋。亀は出雲の巫女。ヤマト側?の人間が巫女をおそって、太郎が助けて、、、竜宮城は出雲。...
京都と兵庫の間、亀岡あたりに出雲大神宮がある。 出雲の出先機関みたいなのがこんなところにある。 上賀茂、下賀茂あたりにも由来の地名があり、、 別話だが、浦島太郎伝説もこれに関わる説。出雲は亀甲紋。亀は出雲の巫女。ヤマト側?の人間が巫女をおそって、太郎が助けて、、、竜宮城は出雲。帰ってきたら年月が経っていて村がなくなってたみたいなのは出雲による復讐で村が絶滅した。
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このシリーズだけで3巻なので基本構造は割愛。 高田節の構造美からいつも通りの安定感なので敢えて別角度から。 作中に種明かしがなかったので…猫の話題。 基本、野生の成猫は鳴きません。 鳴くのは子猫が親に餌をねだるときだけらしい。 人に飼われていたりよく慣れた猫は、人間に甘えると餌が貰えることを学習しており、子猫の習慣を人間に適用させているとのこと。 なので幼少期に人間に接していなかった猫は、喧嘩と発情期以外に鳴くことはないし、必要なときは声を出す物と思う。 ・・・チコちゃんでやってた・・・。
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旅の仲間ができましたね。 しかし、文末の資料の多いこと(・_・; もちろん院生なので、これくらいはわかって当然なんですが。 ヲタだなぁ。私は楽しく読んでますが、苦手な人は嫌かも。 元文学部上代文学を専攻してましたしね。 因みに卒論は『柿本人麻呂歌集に於ける略対・非略対歌の比較』でした。 資料が半端なくて泣きそうでした(笑)
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京都にある出雲と名の着く場所 そこには過酷な過去が。 天照大神が宮中から出て伊勢に落ち着くまで転々としたこと それをこう解釈することも出来るのか⁈と驚きでした 思いも寄らない説が色々あってとても興味深かったです 次は奈良、三輪の大神神社
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