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僕が答える君の謎解き(2) の商品レビュー

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2022/11/23

本ミスで評価が高かったので、ずっと気になっていた作品。 表紙でうっと思ったけど、中身は大変面白かった。 本人も無意識下で高速推理をし、犯人という答えだけを告げる明神凛音。それを裏付けるため、抜け落ちた謎解きの部分を伊呂波透矢が推理する、という流れ。 他の方のレビューにもあったが...

本ミスで評価が高かったので、ずっと気になっていた作品。 表紙でうっと思ったけど、中身は大変面白かった。 本人も無意識下で高速推理をし、犯人という答えだけを告げる明神凛音。それを裏付けるため、抜け落ちた謎解きの部分を伊呂波透矢が推理する、という流れ。 他の方のレビューにもあったが、神様ゲーム、をふと思い出す。 とにかく、高速とはいえ凛音が推理しているわけだから、彼女の目にしたものを追えばよく、本文を余さず読み込めば、必ず解けるところが公平。 また、他に考えられる可能性は全て消されるため、後期クイーン的問題もクリア。 米澤先生がトークショーでおっしゃっていた、本格ミステリは提示された情報だけで謎が解けなければならない。ならば、誰がどう解いても同じ答えにたどり着くはずである(というか、そうなるように書かなければならない)、ということをふと思い出した。 なるほどこういうことか。 特に第五話の中編が圧巻。最近の作家さんは登場人物が多くても、覚えやすいあだ名やキャッチコピーをつけてくれるから、本当に助かる。 大人向けにもっと広く読まれてほしいけど、動機が何しろ中二病的なところだから、ティーン向けのままでないと難しいか。

Posted byブクログ

2022/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】第4話 地雷さんとドアの向こう/第5話 一年七組とたった一人の正直者 『2022本格ミステリ・ベスト10』第11位というので読んでみた。こういう表紙は苦手なので、この情報がなかったら手に取らなかったかな。 敵キャラとの対決は既視感があり、このパターンは食傷気味。

Posted byブクログ