ビジネスデザインのための行動経済学ノート の商品レビュー
行動経済学によって明らかになった事柄をいかに実践するか、教示する本。 理論を詳しく説明するというよりは、アウトラインを示して「活用方法」に結びつけることに重きを置いている。 スムーズに読めて「こう活用してみよう」という実践に結びつけやすい。Tips集という趣で、そういう読み方に...
行動経済学によって明らかになった事柄をいかに実践するか、教示する本。 理論を詳しく説明するというよりは、アウトラインを示して「活用方法」に結びつけることに重きを置いている。 スムーズに読めて「こう活用してみよう」という実践に結びつけやすい。Tips集という趣で、そういう読み方には向いている。 私は、スムーズに読めてスムーズに流れ去ってしまいそうだなと感じた。ちゃんとメモしながら読んだりすればよいのかもしれないが。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
行動経済学の要素が簡潔に記載されており、ユーザーにおける行動の心理を元に、行動を変えるためのアプローチが書かれている。 ユーザーとの会話、プレゼン、システムのデザインの設計のヒントとなる情報が散りばめられている印象で、それらに対する悩み事が出てきた時の参考情報として時々見返したい感じだった。 行動経済学の全てが載っているわけではないと思うが、私のように行動経済学を全くしらない人間が学ぶための取っ掛かりとして読む本としても参考になると感じた。
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「ユーザーの視点に立ってデザインを考えよう」という考えはその通りと思ってきたが、この本を通じてその根拠や理論を「行動経済学」という形で与えられ、腹落ちした感覚がある。 行動経済学そのものにも興味が出てきて、良い本に出会えたと思う。
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わかりやすくまとめられている。 後に見直すこともしやすい。 後半は繰り返しの部分もあるため、実例のバリエーションが欲しかった。
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行動経済学は、ビジネスにおいて活用できる。 ただし、個々は理論的背景はあっても、 やはり施策になるため、戦略が必要。 人にどう行動してもらいたい。 だから、判断を促すために、バイアスを使い、 行動の後押しをするためにナッジを使う。 バイアスは、たとえば、 味方だ思ってもらう...
行動経済学は、ビジネスにおいて活用できる。 ただし、個々は理論的背景はあっても、 やはり施策になるため、戦略が必要。 人にどう行動してもらいたい。 だから、判断を促すために、バイアスを使い、 行動の後押しをするためにナッジを使う。 バイアスは、たとえば、 味方だ思ってもらう 共通点、褒める 大事なことだと思ってもらう 使ってみてもらう 権威 同意するものであると思ってもらう 先進的だけど、なじみがある 簡単にできる 強く押したいと思ってもらう 一手間かけてもらう 一貫性 ピークエンド というステップで整理できるのではないか。 ナッジは、望ましい行いを強化してもらい そうでない行いをやめてもらうための仕掛け。
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1章 行動経済学のフレーム ⇒ビジネスとユーザーの関係を解説。 2章 39のバイアス ⇒人を起点に大きく8つに傾向を分類してバイアスを解説。それぞれのバイアスが、ビジネスにどう活用できるか、または注意点などを解説。 3章 ナッジについて ⇒『ナッジ』とは『肘で小突く』という意...
1章 行動経済学のフレーム ⇒ビジネスとユーザーの関係を解説。 2章 39のバイアス ⇒人を起点に大きく8つに傾向を分類してバイアスを解説。それぞれのバイアスが、ビジネスにどう活用できるか、または注意点などを解説。 3章 ナッジについて ⇒『ナッジ』とは『肘で小突く』という意味で、ユーザーの行動を変えるアプローチの種類や、実際の商品やサービスなどに適用するための方法を解説。 行動経済学を活用し、ビジネスにおいてどのように人の思考・判断・行動に結びつけるのかを記した実用書。専門的な考え方より少し崩して、実際のビジネスにおいて行動経済学というものがどのように作用するのかを、上記の3章に分類して分かりやすく解説しています。 2章のバイアスに割いているページが多く、行動経済学という分野とバイアスというものは切り離せない密接なものだと理解できます。 本書ではバイアスとは大きく分けて以下の8つに分類しており、 ①相手②周囲③時間④距離⑤条件⑥枠組み⑦気分⑧決断 個人的に印象に残った項目は②周囲の、『バンドワゴン効果』(行列心理)というもの。 ・人が集まっているとつられて参加してしまう ・最初の人は内容に注目して、後に続く人は人に注目する ・発案者と賛同者の間をつなぐ協力者がブームを広げるきっかけになる このバイアスの解説において筆者が紹介している3分ほどの動画があります。 【デレク・シヴァーズ】社会運動はどうやって起こすか https://m.youtube.com/watch?v=qdwO1l5nKyg (元は動画アーカイブ『TED Talk』より) 動画内では突然1人で踊り始める人がいて、どんどん一緒に踊る人が増えていく現象を紹介しています。 1人が始めたことを、2人目が賛同し、3人目を巻き込んで集団になります。 「みんな集まっているから行ってみよう」効果です。この場合重要なのは、0から始めたリーダーも然ることながら2人目のフォロワーの役割が大きいことです。少人数の段階でフォロワーでいてくれる人間は、ムーブメントを起こす上で重要なリーダーシップといえると、デレク・シヴァーズは述べています。 最初のファンや仲間を大事にする重要性がよくわかる項目でした。 自分の意志はさておき、たくさん人がいる方が楽しそう、価値がありそう(正しそう)と思うこと自体『不合理』に感じますが、バイアスにはこれと同じような人間の心理を説明できるものばかりだと感じます。
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プロダクト開発でユーザーの動きというのはとても大事。 行動経済学を理解すれば、少しでもプロダクト開発に活かせると思い、本書を読みました。 8つのバイアス、4つのナッジで大きくカテゴライズされ、 全部で60個の考え方が記載されています。 一つ一つの考え方も要約や活用法とともに記載...
プロダクト開発でユーザーの動きというのはとても大事。 行動経済学を理解すれば、少しでもプロダクト開発に活かせると思い、本書を読みました。 8つのバイアス、4つのナッジで大きくカテゴライズされ、 全部で60個の考え方が記載されています。 一つ一つの考え方も要約や活用法とともに記載され、 よみやすい構成になっています。 プロダクト開発に携わり、 ユーザー心理や行動を理解しておきたい人には おすすめの1冊だと思います。
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理論を説明するだけで無く、ビジネスに置き換えるとどういうことかを補足してるところが良い。バイアス39は網羅的すぎて飽きた。ナッジは参考になったので、こっちメインにして欲しかった。
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行動経済学に興味を持ったら手に取って良い本。 フレームワーク、バイアス、ナッジ、大まかな理解をもって、より専門的な分野に進めるきっかけをくれるといったところだろうか。
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行動経済学のフレームワークは 「情報」→「判断」→「行動」 ①バイアス ②ナッジ が介在する バイアスには ・相手、周囲、時間、距離、条件、枠組、気分、決断の要素がある ナッジには、 ・デフォルト、仕掛け、ラベリング、インセンティブの要素がある。
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