読んで旅する、日本と世界の色とりどりの教育 の商品レビュー
素晴らしい本です! 一番知りたかったことが、とてもわかりやすく、読みやすく書かれていました。 ぜひ多くの教育関係者に読んでいただきたいと思います。
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日本の教育に疑問を持っていたため手に取った1冊。 本書に載っているどの学校でも共通しているのは子供の主体的な学びだと思う。 正しい価値観や正当な知識を教師(権力者)が決め、生徒は与えられたそれらを無批判に受け入れ、与えられた環境に順応する。その結果、社会を自ら変えられるとは思わなくなる。これでは、権力者にとって都合のいい人間が量産されることになる。 →銀行型教育 とても共感した。私は昔から自己主張が苦手で、先生や大人の言うことを素直に聞く子供だった。「いい子」だと言われることが多かったけれど、「いい子」ってなんだろうとずっと考えていた。先生や大人の言うことに疑問を持たず、素直に受け入れることが本当にいい事なんだろうか。言い方が悪いけれど、きっと日本では先生や大人にとって扱いやすい子が「いい子」であって、欧米の教育の視点から見ると個性がない子になるんだろうなと感じる。 〇課題提起型教育 学習者が変革の主体として理不尽な現実に挑んでいける。 ○批評 自分を取り巻く世界に対する違和感や共感を原点にし、深く考える。 自由の森学園の日本語の授業はとても楽しそうでワクワクした。これが本来の文学の楽しみ方だと思う。 学校に何がなんでも行くことが、必ずしも"子供の最善の利益”とは限らない。 学校は権威を持っている場所であり、そこで行われていることは「正しい」、そこから逸脱することは「間違ったこと」とされてしまいがち。 人は"自らを創る”生きもの。その手助けをするのが学校。 人間は、生身の人間関係の中でこそ回復し力づけられ、成長できる。 日本では就職やキャリアアップのために学校に行くという認識がある。一方、デンマークでは学校に行く目的は学ぶこと。学びはQOLに関わる営みという認識があるのでは。 学校は学びに行くところ。そんな根本的なことさえも忘れてしまっているのだと気付かされた。 教育が子供たちに与える影響力の大きさを実感した。未来を担う子供たちがより良い社会をつくっていくためには、主体性のある教育が必要だと思う。
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北欧の教育についてもっと学びたくなった。 ●メモ: ■日本 ・きのくに子どもの村学園 ・自由の森学園 ・島根県 隠岐島、津和野 ■オランダ -オルタナティブ教育 ・イエナプラン ・ダルトンプラン ・フレネ ・モンテッソーリ ・シュタイナー ・ピースフルスクール ■デンマーク ・教育予算が高い ・小学校の段階では点数をつけて序列化す不要なテストが禁止されてる ・「就学義務」ではなく保護者に「教育義務」が課せられている ・教育選択の自由が保証されており、ホームエデュケーションも認められている ・親が集まって学校を設立することもできる ・エフタースコーレ ・フォルケホイスコーレ ・グルントヴィ(教育の父) ・デンマークでは、何よりもまず自分が何を欲しているか、どう生きたいかを知ることから始まる。
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今回の名古屋での学校見学の前に読み終われて良かった。いろんな学校を見て回りたくなり、その視点をくれる本だと思います!
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