米軍から見た沖縄特攻作戦 の商品レビュー
本書は、これまで明らかにされることのなかった沖縄戦での出撃後の日本軍機の行動と、その最期を米軍の戦闘日誌、戦闘報告などに基づき克明に再現したものである。 米国側でも「カミカゼ攻撃は気の狂った者が命令した狂信的な任務ではなかった。アメリカ人に日本侵攻が高くつくことを示して侵攻を思い...
本書は、これまで明らかにされることのなかった沖縄戦での出撃後の日本軍機の行動と、その最期を米軍の戦闘日誌、戦闘報告などに基づき克明に再現したものである。 米国側でも「カミカゼ攻撃は気の狂った者が命令した狂信的な任務ではなかった。アメリカ人に日本侵攻が高くつくことを示して侵攻を思いとどまらせる唯一理性的で可能な方法だった。」という認識はあつた。 また1945/8/15の玉音放送を聞いた後の夕刻、大分飛行場を飛び立ち沖縄へと特攻した宇垣中将ひきいる11機の特攻機をアメリカ側も記録していることが分かったのが印象に残った。
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