アイデア資本主義 の商品レビュー
書名から想像する内容と読後感が微妙に違うが、切り口はそれなりに興味深かった。 「将来のより多い富のために現在の消費を抑制し投資しようとする」ことができる人は、ある意味いくばくかの富と冷静な論理思考を持っている恵まれた人だろう。残念ながら自分自身を含め、大多数が不安で仕方がないので...
書名から想像する内容と読後感が微妙に違うが、切り口はそれなりに興味深かった。 「将来のより多い富のために現在の消費を抑制し投資しようとする」ことができる人は、ある意味いくばくかの富と冷静な論理思考を持っている恵まれた人だろう。残念ながら自分自身を含め、大多数が不安で仕方がないので、やむをえず現在の消費を抑制し、なけなしの金を貯め込んでしまうのが実情かと感じてしまった。 しかし、経済を回しているのは「将来のより多い富のために現在の消費を抑制し投資しようとする」少数の勝ち組なので、大多数の搾取される側の人々はあまり関係ないというか誤差の範囲なのだろう。
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個人的には、ユダヤ教-キリスト教-プロテスタント-共産主義という歴史的文脈から一神教文化を捉え直す必要があると考えている。共産主義の理想は美しい。だが実際に平等を促進してきたのは資本主義であったのだ。識字率は上がり、世界の貧困層は減少の一途を辿っている。 https://sess...
個人的には、ユダヤ教-キリスト教-プロテスタント-共産主義という歴史的文脈から一神教文化を捉え直す必要があると考えている。共産主義の理想は美しい。だが実際に平等を促進してきたのは資本主義であったのだ。識字率は上がり、世界の貧困層は減少の一途を辿っている。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2022/10/18/204552
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行き過ぎた資本主義といわれ共産主義が良いのかというとそうでもない。インボリューションと言われるアイディア資本主義は確かに良いと思う。直線的な時間感覚と計算可能性を欠いた状態では資本主義は成立し得ない、ゴーインゴコンサーン、Discount Cash Flow法、うちに向かう発展、...
行き過ぎた資本主義といわれ共産主義が良いのかというとそうでもない。インボリューションと言われるアイディア資本主義は確かに良いと思う。直線的な時間感覚と計算可能性を欠いた状態では資本主義は成立し得ない、ゴーインゴコンサーン、Discount Cash Flow法、うちに向かう発展、将来のより多い富のために現在の消費を抑制し投資しようとする心的傾向、資本主義というものを今一度考えてみたい。
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資本主義がよく分かる。この本を高校生や大学生の時に読んでいればと思う。一方で世の中を知った上で読んだからよくわかったのかな?
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資本主義の歴史をまとめた本であり、新しい知見はなかったかな。個人的には両利きの経営を人文学的に捉えた本と理解した。
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資本主義を出来上がったシステムとしてではなく「将来のより多い富のために現在の消費を抑制し投資しようとする心的傾向」と定義した上で。と書かれておりますね。フロンティアと言う考えから、資本主義を今、改めて再定義するって話です。そうですね、主義主張には背景があり、時代が反映されているん...
資本主義を出来上がったシステムとしてではなく「将来のより多い富のために現在の消費を抑制し投資しようとする心的傾向」と定義した上で。と書かれておりますね。フロンティアと言う考えから、資本主義を今、改めて再定義するって話です。そうですね、主義主張には背景があり、時代が反映されているんですもんね、いつまでも不変ではないもんですよね。と痛感しながら読めます。
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アイデアの時代だが、以前は何を必要としたのかという事実から、今何を必要としているかがわかったような気がする。資本主義は、人間の一部になっているから、なくなりはしずに、変化していくのだと。
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資本主義とはどんなシステムなのかが非常に分かり易き整理されている、アイデア資本主義という言葉に引かれて読んでみたが資本主義の教科書として十分な本である。
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文化人類学者が書いただけあり、今まで私が読んだ資本主義に関する本とかなり違った立場から資本主義を見つめている。資本主義を「計算(私は「打算」の方が近い表現と感じた)」「時間感覚」というミクロな視点から定義している。そのユニークな定義から始まる資本主義社会のユニークな捉え方に本書の...
文化人類学者が書いただけあり、今まで私が読んだ資本主義に関する本とかなり違った立場から資本主義を見つめている。資本主義を「計算(私は「打算」の方が近い表現と感じた)」「時間感覚」というミクロな視点から定義している。そのユニークな定義から始まる資本主義社会のユニークな捉え方に本書の面白さ(と若干の違和感?)があると思う。 この本は、(アイデア)資本主義についての理解を深めるというより、この社会の中でどう立ち回るか、というヒントを得ることに重点が置かれていると感じたので、その気持ちでページを繰ることをオススメする。
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ちょっと何言ってるかわからなかった。 専門的すぎた。 資本主義の歴史や今の時代やこれからの時代に必要な考え方が書かれてあると思った。 解説が一番共感した← まだまだ社会勉強が足りないことがわかった。
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