日本あっちこっち の商品レビュー

飯塚公藤(編著),河原和之(編著),加藤一誠,河原典史

2022/01/13

各種ウェブ地図の紹介や使い方、それらを使っての統計情報などを、関東地方、東北地方などの地方ごとに例示。交通経済、歴史地理学、経済教育、地理情報学などの専門家が「地理、教育、経済」の領域で執筆。学校の地理教育の一助にもとの意図も。

ＧＰＳ（ Global Positioning System）は衛星から地理（位置）情報を取得するシステムで、それを駆使して可視化・分析・研究・サービスを行うのがＧＩＳ（geographic information system）で「地理情報システム」と呼ばれる。グーグルマップやヤフー地図、ウェブ版の国土地理院地図など。

紹介されているサイト
○地理院地図：電子国土Ｗｅｂ
https://maps.gsi.go.jp/
　色別標高図がおもしろい。距離や面積の計算もできるとは知らなかった。

○ＲＥＡＳＡＳ（経済地理分析システム）
https://resas.go.jp/
　地方自治体のさまざまな取り組みを情報面から支援するため、まち・ひと・しごと創成本部事務局が提供する「産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステム」
　自分で図やグラフを作れる。

○時系列地形図閲覧サイト：今昔マップ（埼玉大学・谷謙二教授作成）
https://ktgis.net/kjmapw/index.html

○ＭＡＮＤＡＲＡ（地理情報分析支援サービス）谷謙二教授 GISソフトを使って地図を描く
https://ktgis.net/mandara/

○「国土数値情報ダウンロードサービス」国土交通省国土政策局国土情報課　ダウンロードしないと見られない
https://nlftp.mlit.go.jp/

○カルトグラム：主題図。人口や移動時間、国民総生産などを土地面積と距離に置きかえた地図。面積統計地図と距離統計地図の２種類あり。ネット上で各種地図を見られる。「弾む地図」に黒いポチを移動すると数値の大小で国の面積が変化する。
　アメリカ「bouncymaps.com」
https://bouncymaps.com/

2021.8.12初版　図書館