オルレアンの魔女 の商品レビュー

稲羽白菟(著者)

2024/04/17

物語の中で語られる歴史や作品、街並みをインターネットて調べながら読みました。自分もカンヌやオルレアンを謎を追いながら旅した気分です。

2022/09/05

パリ・オペラ座新作公演の主役に抜擢された天羽七音美。
原作者レジーヌ・ブラパンがこだわる「黒髪のジャンヌ・ダルク」像にぴったりなのだという。
演出家ジャック・ロランの依頼で、七音美は宣伝のためカンヌへ渡る。
その頃、パリでは娼婦が丸刈りにされ殺される事件が起こっていた。
被害者はカンヌのホテルの部屋番号と「オルレアンの魔女」という謎の言葉が記されたメモを握っていた。
捜査にあたる刑事エミールもカンヌへ飛び、そして舞台は忌わしき伝説の残る「監獄島」へ。
果たしてオルレアンの魔女とは……
(アマゾンより引用)

結局、最初のブティックがどうのこうのの話は妄想ってこと？？
何じゃそりゃ、な感じの月末だったかな…

2022/06/12

カンヌが主な舞台となった小説。
とても読みやすく、興味深い内容で
序盤からぐいぐい引き込まれて、すぐに読みきってしまった。

ぜひ、天羽七音美とエミール警部補で続編も詠みたいな。

2023/08/19

目を惹く美麗な装丁とタイトルに手が伸びた一冊。
一本の映画を観ているようでした。そして行った事もないカンヌへ疑似旅行したような気持ちになった作品です。
読む前はあらすじから異国が主な舞台なので、頭ついていけるかな？と少々身構えていたんですが、読みやすくてわかりやすく、問題なく楽しんで読む事が出来ました。
メインの登場人物達がオペラ歌手やトップ女優など、華やかで洗練されてる雰囲気が伝わってくる事もあり、情景描写も綺麗で全体が上品な印象でした。
もちろん事件そのものは凄惨なのですが…そう、映画というか舞台を観ているような、それが一番近いかもしれない。ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』のミステリアスさ。綺麗で華やかな裏に潜む冷たい地下への恐怖。
最初からがっつりミスリードされてしまっており、真相については全く思いもしなかったです。
ミステリーとして犯人の影が薄すぎなど、惜しい点はありました。どこかで印象深く出せていれば動機や心理などに深さがあっただろうけれど、正直「え？」なぐらいポッと出た感じで。が、まとまりは綺麗。プリマドンナとエミールさんとのその後か気になったりしております(*'ω'*)

2022/01/29

B級2時間ドラマ風の浅くて薄っぺらい作品。
もっとも予算だけは膨大になりそうなので決して映像化しないだろうが。
ダサいペンネームで嫌な予感はしていたのだが…。

2021/11/23

今回は、オペラ。といっても、さほど関連はない。フランスを舞台とする、第二次世界大戦時のレジスタンスとナチス協力者の因縁もの。
すみません。犯人の名が告げられたとき、「誰だっけ？」となりました……　いきなり出てきた人ではなかった、確かに事件の初めからちゃんといる……んだけどね……

2021/10/28

"在るようにみえましたか"と言う一言に、ここに繋がっていたのかとちょっと震えた。
映像映えする話。
アマルフィみたいに豪華に映像化するならキャスト楽しいだろうなぁ。

2021/10/09

　ゴシックミステリでしたねぇ。

　『巌窟王』を思わせる舞台設定。そして有名な海外旅行につきものの都市伝説。

　うまく合わさっていましたね。オペラファンでもありますので、そうしたところも楽しかったです。

2021/09/29

この人の作品は以前も読んだことがあり、今回も読みやすかったです。推理の要素はイマイチでしたが話の構成は素晴らしく、ヒロインと刑事の距離が近付いていく流れに引き込まれました。次回作も手に取りたい。