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数学とはどんな学問か? の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2023/02/21

数学の研究者として、数学の有用性を説いた一冊。 印象に残ったこととしては、数学は誠実性のある学問であるということと、すぐに答えを求める姿勢は、数学好きにはなれないということ。数学がどのように用いられているのか、数学がどのように発展してきたのか概略を知りたい人におすすめ。

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2023/02/14

理系のわたしには学びなおし的にも悪くない本でした。 が、本当に数学が嫌いな人が手に取ったとして、読み進められるかというと少し疑問ですw

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2022/08/25

数学嫌いのための本は何冊も読んだが、これはレベルが合っていて面白かった。 分かったのは高校数学レベルまでたが、久しぶりに三角関数と対数を思い出せて懐かしい。 ステップ4は理解できたとは言い難いが、匂いは嗅げたので満足。 数学が人の思いを表したものという著者の考えに納得した。 良書...

数学嫌いのための本は何冊も読んだが、これはレベルが合っていて面白かった。 分かったのは高校数学レベルまでたが、久しぶりに三角関数と対数を思い出せて懐かしい。 ステップ4は理解できたとは言い難いが、匂いは嗅げたので満足。 数学が人の思いを表したものという著者の考えに納得した。 良書でした。

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2022/03/03

本書が想定する主なターゲットというかレベル感としては、高校で数学につまずいてしまった文系が相当かと思います。著者が理解できなくてもよいと明示している部分以外の内容は文系数学で十分理解可能です。 私は数学に対して嫌いというより苦手という意識を持っていたので、その苦手意識の根本がど...

本書が想定する主なターゲットというかレベル感としては、高校で数学につまずいてしまった文系が相当かと思います。著者が理解できなくてもよいと明示している部分以外の内容は文系数学で十分理解可能です。 私は数学に対して嫌いというより苦手という意識を持っていたので、その苦手意識の根本がどこにあるのかを突き止めたいと思い、本書の助けを借りました。 正直なところ、ヒントは所々にあったものの、数学に対するモヤモヤの正体は本書からはわかりませんでした。やはり数弱の苦手意識にフォーカスしきれていない感は否めないと思います。私は高校数学レベルの解析学を数字や記号の単なる処理方法として学んでしまいましたが、そういう典型的な文系脳が数学をちゃんと理解するには、正攻法だけでは十分ではないのでしょう。 その上で、「身近なものではないと感じられた瞬間に興味が失せる人は多い」という指摘は非常に的確で示唆的だと思います。文系領域で具体的な事象ばかり扱っていたために、数学に限らず抽象的・思弁的な思考が苦手になっていることに気付かされました。 数学の面白味はしっかりと伝わってくるのが、本書の優れたところでしょう。著者は数学のエスタブリッシュメント出身の学者ではないらしいのですが、彼が数学を見るときに通したレンズをのぞかせてくれる感覚で読み進めることができます。 内容についても、次元とものさしについての解説はとてもわかりやすく興味深かったです。とにかく読み進めていて楽しい、というのが全体を通しての所感です。 本書を通じて、数学は面白そうだ、もう少し数学に向き合ってみよう、と思えたのは大きな収穫でした。

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2022/01/02

書いてある内容は半分は理解できなかった。しかし、分かるところも多くある。 数学を勉強したくなりました。少しずつ中学・高校の数学を勉強します。(数日前に小学校算数の本は読み終わりました。)

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2021/10/02

副題に「数学嫌いのための数学入門」とありますが、本当に数学嫌いな人だと正直読み通せないかも(そういう人が自ら本書を読もうとするとは思えませんが)。 ただ、「数学の可能性や魅力に触れてみたい」「数学は苦手だけど何か気になる」みたいな人には面白いと思いますね。 基礎的な(かつ苦手...

副題に「数学嫌いのための数学入門」とありますが、本当に数学嫌いな人だと正直読み通せないかも(そういう人が自ら本書を読もうとするとは思えませんが)。 ただ、「数学の可能性や魅力に触れてみたい」「数学は苦手だけど何か気になる」みたいな人には面白いと思いますね。 基礎的な(かつ苦手な人が多い)分野として三角関数、対数、微積分の解説がありますが、だいぶあっさりしているので、本書だけで今まで理解できなかった人が理解できるとは思えません。 ただ、以降のハウスドルフ次元、三進数、フラクタルとカオス、ケーニヒスベルクの橋問題なども含めて、数学の不思議さや面白さに''触り''だけでも触れられるという意味では、読んでいてワクワクする感覚は味わえるかもしれませんね。

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2021/09/23

「数学は人の心の動きを体現したものである。」だから、数学は誰にでも理解できるはずだ。うーん、しかし、脳の仕組みでうまく数学に対応できないというケースもあるのではなかろうか。と言いつつ、自分としてはある程度までは誰にでも数学はできると思っている。一番良くないのは自分で限界を決めるこ...

「数学は人の心の動きを体現したものである。」だから、数学は誰にでも理解できるはずだ。うーん、しかし、脳の仕組みでうまく数学に対応できないというケースもあるのではなかろうか。と言いつつ、自分としてはある程度までは誰にでも数学はできると思っている。一番良くないのは自分で限界を決めること。算数は苦手、数学はもう無理、とあきらめてしまうことが、その人の数学力をそこでストップさせてしまっているように思えてならない。だから質問されたときに「これ簡単やん」とつい言ってしまう。数学が苦手な生徒にはとってもつらいようなのだが。本書を通して数学が苦手という人が少しでも数学に興味が向かえばいいと思う。しかしまあ、もともと興味がない人が本書を手にすることはないか。まあ、数学の先生が読んで、子どもたちに、どうやって人間の心の中に数学が生まれてきたのかを話してあげるのがいいのかもしれない。数学の本を年に数冊は読むけれど、今回は久しぶりにしっかり数式を追いかけながら読むことができた。途中あきらめたところもあるが。べき級数展開は、昔1回「フーリエの冒険」だったかを読んでちゃんと理解したような気もするのだが、やっぱりよく分からないままできている。結局学生時代に頭の中にイメージできないままで過ごしてしまったのが良くなかったのだろうなあ。ところで、ツイッターでもつぶやいておいたが、マイナス×マイナスがプラスになる理由で、2次方程式の解が±1になる、そこでxにー1を代入して・・・というのは逆なような気がする。マイナス×マイナスがプラスになるから、解の1つにー1があるのではないのか。津田先生、いかがでしょうか。(編集部を通してご回答いただいたのだが、うーん、あんまり納得できていないのだなあ。)

Posted byブクログ