プロペラオペラ(5) の商品レビュー
ずっと放していた最終巻。 ただしガメリアとの最終決戦は凄かった。 疾走感があり、ジリジリと敵艦隊に近づく臨場感もあり非常に良かった。この作家の真骨頂は戦闘シーンにこそあるようだ。最後は二度と戦争はおこしてはならないという願いでし捲られる。
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2021年8月刊。高空に特殊な層が存在するため、飛行戦闘艦が活躍できる世界での大戦を描く戦記ラノベ。シリーズ完結巻。私、前巻の感想で「あと一冊で終わるの?」という疑問を呈しましたが、本巻での「これ以上はない」ぐらいの見事なまでの着地ぶりには感嘆しました。本シリーズが、太平洋戦争を模した戦記ものと最初に知った時は、「大丈夫か、それ?」と色々な面から、危惧したものです。しかし、そんなつまらない危惧や先入観を、筆者は見事な筆致とストーリーテリングで吹き飛ばしましたね。 ワンピースを着て、微笑むイザヤを描いた、本巻の表紙イラストを見た時、「この笑みの先に、クロトはいるのか?」「ひょっとして、亡きクロトを想いつつ、浮かべている、哀しい笑顔ではないのか?」という懸念を抱きましたが、死線を越えたイザヤとクロトが無事、結ばれる結末に安堵しました。 とはいえ、その結末に至るまでに、実に多くの貴重な生命が失われましたが。イザヤたちの幸せをひたすら願い、散っていた命たちに合掌。筆者はコンスタントに作品を発表し続けているので、次回作にも期待大です。(終)
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ひどいシリーズでありました。 結局リオ・速夫の逃避行が結局ただのサブエピソードにしかなっていない。戦争部分と完全に分離してしまっていて何のためにこれほどの紙幅を割いたのか全く理解できない。そもそも速夫というキャラが弱く一船員でしかないため余計にサブ感が増している。 あれかな...
ひどいシリーズでありました。 結局リオ・速夫の逃避行が結局ただのサブエピソードにしかなっていない。戦争部分と完全に分離してしまっていて何のためにこれほどの紙幅を割いたのか全く理解できない。そもそも速夫というキャラが弱く一船員でしかないため余計にサブ感が増している。 あれかなー…追憶の成功体験引きずっちゃってるのかなー… 最終巻だけ見ても実は生きてました展開が2つも入ってるなど作者の構成力が疑われる。くだらないバカ騒ぎに毎回ページを割いていた辺り、お察しなのかもしれない。
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いやー、最高に面白かった。現実の戦争をモデルにしてることもあって生々しいし、展開もご都合気味で、ちょっと無理があるだろみたいなところもあるけれど、そういうものを超えて感情を表現する文章の力強さに胸が打たれる。 この人の作品のテーマは自分にクリティカルヒットしていると思う。 打ち切...
いやー、最高に面白かった。現実の戦争をモデルにしてることもあって生々しいし、展開もご都合気味で、ちょっと無理があるだろみたいなところもあるけれど、そういうものを超えて感情を表現する文章の力強さに胸が打たれる。 この人の作品のテーマは自分にクリティカルヒットしていると思う。 打ち切り気味なのか、結構最後は巻きで進んだんだけど、個人的にはもっと巻数をかけてじっくり読みたかった。
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