諦めの価値 の商品レビュー
240706*読了 森博嗣さんがとても好きです。 小説も、新書も本当におもしろいと感じます。 新書では自分とまったく異なる考えを持っていて、対極にあるようで、でも共感ができるところにやみつきになります。読みながら心が揺さぶられる感覚。 実は自分もこんなふうに発言できたら、こんなふ...
240706*読了 森博嗣さんがとても好きです。 小説も、新書も本当におもしろいと感じます。 新書では自分とまったく異なる考えを持っていて、対極にあるようで、でも共感ができるところにやみつきになります。読みながら心が揺さぶられる感覚。 実は自分もこんなふうに発言できたら、こんなふうに生きられたら、と憧れもあるかもしれない。 「諦めの価値」を手に取ったのは、もちろんタイトルに惹かれたからで、惹かれた理由は自分の夢を諦めたほうがいいのかどうだろうかと悩んでいたから。 ただ、この本に書かれているのはこんな答えが得られるのでは?と予想していたものとは違う角度で、自分の夢は夢と言えるのだろうか?どうしてもその夢を叶えたいのだろうか?その本質は?と考えさせられることになりました。 夢だけではなく、他人に期待しないというのも、森博嗣さんは徹底していて、さすがに自分の夫だったら困るなと思ってしまったけれど(笑)、子どもに対してもまったく干渉をしない。 息子に対してあれやこれやと注意をしすぎている自分を省みました。 私にとっては、夢のことで悩んだら開きたい指南書。 でも、別な誰かにとったら何も解決してくれない、もう読みたくない本になるかもしれない。 いろんな考えがあっていいし、無理に愛してもらう必要もない。 この感想を読んで、この本を読んでみても、期待外れと感じる人もいるかもしれないけれど、そもそも森博嗣さんは期待をしない。期待しないことで想像よりいい結果が得られる場合もある。 ということで、期待をせず読んでみてください。 森博嗣さんの好きなところもう一つ。 森博嗣さんの夢は、庭で鉄道を走らせたいというもので、そのためにお金が必要だったから大学教員として働くかたわらで小説を書き、初めて書いた小説が第1回メフィスト賞に選ばれ、そこからとんでもない量の著作を出し、今は2000坪の土地を買ってそこで鉄道を走らせる夢を叶えているってこと。ぶっ飛んでる。好きすぎる。
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諦めるということにネガティブなイメージを持っていたが、この本を読んで意識が変わった。諦めることで別の選択肢にシフトすること、全く悪いことではないと思えるようになった。 主題ではないが、「楽しさは、夢へ向かう加速度にある。」が新たな発見。楽しみを見つけるために、興味を持ったことはま...
諦めるということにネガティブなイメージを持っていたが、この本を読んで意識が変わった。諦めることで別の選択肢にシフトすること、全く悪いことではないと思えるようになった。 主題ではないが、「楽しさは、夢へ向かう加速度にある。」が新たな発見。楽しみを見つけるために、興味を持ったことはまず始めてみたい。
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為末大さんの「諦める力」に共感した人はぜひ合わせて読むべき一冊。 さらに理解が深まること間違いなし。 夢を叶えるために、手段を諦めることは決してネガティブなことじゃない。 むしろ諦めることによって夢が叶うと。 「その夢はもう諦めた」と言う人のほとんどは実は諦めきれていない。 ...
為末大さんの「諦める力」に共感した人はぜひ合わせて読むべき一冊。 さらに理解が深まること間違いなし。 夢を叶えるために、手段を諦めることは決してネガティブなことじゃない。 むしろ諦めることによって夢が叶うと。 「その夢はもう諦めた」と言う人のほとんどは実は諦めきれていない。 それは夢ではなくただの憧れであって、何も行動していないだけ。 (この考え方には胸が痛い人が多いはず。もちろん僕もその一人w) 本当に夢を追いかけていれば具体的な行動を伴っているはずで、だからこそ諦める機会が訪れる。 もっと夢を真剣に考える必要があるなと痛感した。 また、他者に期待しない生き方はすごく参考になり、今すぐに実行しようと腹落ちした。 何度でも読み返したい良書。 【Action plan】 ①夢についてロジックツリーで深堀する ②他者に期待せずに生きてみる
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諦めるのはなにかもっと大事なものを守るための手段であることを忘れてはいけない。諦めることに善悪もない。政界も間違いもない。唯一のアドバイスは考えなさい。また再読したい。
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何を諦めて、何を諦めずに得ていくのか、その線引を考えるのが大変だと思ったが、考えることを放棄しては自分の真の欲を満たせないことも段々理解してきた。良い傾向だと思う。読み続けること。
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読書マラソン感想カードより; ネガティブな意味で用いられることの多い「諦め」の価値について語るエッセイ。読んでみたら正直思ったのと違った。実際そんな上手くわりきれねーよ!みたいな。もうちょっと大人になってから読むとまた違った感想が生まれるかもしれない。 あたらし(海洋政策文化...
読書マラソン感想カードより; ネガティブな意味で用いられることの多い「諦め」の価値について語るエッセイ。読んでみたら正直思ったのと違った。実際そんな上手くわりきれねーよ!みたいな。もうちょっと大人になってから読むとまた違った感想が生まれるかもしれない。 あたらし(海洋政策文化学科)
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「諦め」に関する森さんの考え方。 森さんの本でよく見られる、安全側の考えは、『悲観する力』とも似ているかも。 とにかく、考え方が大事。
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諦めるとは何かをやり尽くした結果でありただ思い描いていただけのものは含まれない。世の中の大半は行動を共わない憧れを諦めと誤認している様だ。 諦めるほど何かに取り組んだ人は諦めても何か残るものがあるだろうし形を変えて挑戦し続けるだろう。諦めるを気軽に使っていた自分が恥ずかしく思えた...
諦めるとは何かをやり尽くした結果でありただ思い描いていただけのものは含まれない。世の中の大半は行動を共わない憧れを諦めと誤認している様だ。 諦めるほど何かに取り組んだ人は諦めても何か残るものがあるだろうし形を変えて挑戦し続けるだろう。諦めるを気軽に使っていた自分が恥ずかしく思えた。 その他に他人への期待しない諦めという考え方も面白い、自由に生きられるエッセンスが詰まった本である。
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やっぱり森博嗣さんって、個性が飛び抜けてて、おもしろい人だな。でも、当たり前だと思ってたことにいつも疑問を投げかけてくれる。いつのまにか周囲に合わせてきた自分に気づく。で、自分は自分で良いのだと思わせてくれる。
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