宿敵(上) の商品レビュー
リーチャーが人助けするんですが、同時にトラブルにも巻き込まれるような冒頭。ちょっと驚いたんですが、それは、仕組んだことだったんですねぇ。
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▼「宿敵(上下)」リー・チャイルド、青木創訳。講談社文庫。初出は英米で2003。 退役軍人で元MP(軍隊内の警察)のジャック・リーチャーさんが毎回難事件を解決する、言ってみれば名探偵モノのミステリー&アクションスリラー的なシリーズ。 ▼FBIだったかCIAだったか、そんな組織の...
▼「宿敵(上下)」リー・チャイルド、青木創訳。講談社文庫。初出は英米で2003。 退役軍人で元MP(軍隊内の警察)のジャック・リーチャーさんが毎回難事件を解決する、言ってみれば名探偵モノのミステリー&アクションスリラー的なシリーズ。 ▼FBIだったかCIAだったか、そんな組織の中の「はぐれ部隊」に非公式協力するお話しです。犯罪組織に潜り込んだ潜入捜査員が露見してつかまって、それを救出するために、再び今度はリーチャーが犯罪組織の一員として潜入するという趣向。 ▼これが厳密には人助けでは無くて、リーチャーがMP時代に煮え湯を飲まされた(でも捕まえた)”宿敵”がそこに絡んでいることが分かったために、再び個人的復讐を兼ねてミッションを受けたという設定。 ▼潜入するために派手に「悪者の一味の息子の拉致未遂事件」をでっちあげるというのがオープニングで、面白く読ませます。 ▼相変わらず全体の2/3以上をかけて謎をとにかく徐々に解いていく手法にわかっていても楽しまされますね。
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2022/11/23読了 今回はリーチャーの憲兵時代の忘れ難い痛恨の事件、若くて優秀な女性部下ドミニク・コールを惨殺したクウィンに復讐する話。その時に殺していたはずのクウィンが生きており武器の密輸入に手を染めていた。 麻薬の密売を疑ったDEAの女性捜査官ダフィーと連携してクウィンに支配されているベック一家が住む要塞のようなベック邸に潜入する。リーチャー、コールが追っかけていた事件が戦車用棒状貫通弾の機密情報漏洩というところが興味をそそる。
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大学キャンパスで誘拐事件が起こった。居合わせたリーチャーは学生を救うために警官に発砲。なぜ善悪の境目を超えてしまったのか? シリーズ第7作。なかなか凝った導入部。その後も息つく暇もなく、下巻に進む。
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