災い百物語 の商品レビュー

郷内心瞳(著者)

2024/06/30

拝み屋怪談の関連シリーズ
作者の病状や加奈江の経過もわかる。
魔払いをすると膵臓に負担がかかるのは、拝み屋の仕事が心身に大きな負担がかかるということなのか。
ちょっと酔ったような表現もありつつ、職業作家ではない、「一介の拝み屋を営む男の書いた話」と思って読むと、身近に感じて世界に引き込まれるような魅力があるので、ずっとこの本を集め続けてしまうのだと思う。

今回は「災い」がテーマということで、罰が当たったり余計なことに首を突っ込んだり肝試しをしたりしてしまったために取り返しのつかない災いに遭うエピソードが集められていた。
ご先祖様、死者の冒涜や安易な肝試し、未知のものへ突っ込んでいくことはこわくてできない。

2021/08/20

内容は良かった。今年できた出版社らしいけど、校正をちゃんとしているのか疑問。同じ文章がほんの数行後に出てきたり、誤字なども気になった。