アオイホノオ(25) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何年かおきに、単行本の巻数がたまったらまとめて読んでいて、今回は17巻から読んだ。『風の戦士ダン』はその当時『炎の転校生』にびっくりして遡って読んだのだけど、『炎の転校生』ほどは面白くなくて数回読んだだけだった。昨年家のリフォームで大量の本を処分したのだけどその中に入っていて、今思うとやっぱりとっておくべきだったし、本は処分するべきではないと痛感した。今こそ読み返したい。 そしてとうとう、炎が上京して新井薬師に住み始めた。新井3丁目のアパートを4年間借りていて、中野TWLにも近いのでなじみがある。漫画家になって上京する若者の前途は洋々としていて、まばゆい。 新井薬師からなら電車など乗らずバイクですぐに新宿に出られるぞと炎に教えたいが、上京したての若者に東京の道は難しいかもしれない。 炎が編集者に渡された『かっこいいスキヤキ』に大爆笑していて、ガロとの接点が登場した。オレも上京するまでガロにはノータッチの田舎の漫画好きなので親近感が沸く。 自分ときたら30になって帰郷してからようやく漫画家の活動が本格化して、あのまま東京にとどまっていた方が出世できていたのではないか、もっと楽しく充実した活動ができていたのではないかという悔恨が強い。しかし、東京でのストレスより田舎でのゆるい生活を選んだことで健康でいられているのかもしれない。金銭的には圧倒的にストレスがないのだけど、ストレスに苛まれていた方がもっと頑張れていたとも思うし、そんなことばかり考えているとため息が出る。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『かっこいいスキヤキ』は当時 面白い!と回し読みしたものだ。 少年サンデーで島本マンガに初めて接した印象は「絵が古いけどギャグは面白い」というもの。石渡治がホノオに言い渡したセリフを見るに、おおかたの人がそう感じていたようだ。 週刊誌デビューを前倒しにされ、上京で浮かれるホノオにいきなり殺人的スケジュール。どう乗り切るのか、次巻は目が離せない。
Posted by
- 1