君がくれた最後のピース の商品レビュー
すごく読みやすかった! 家族の愛の物語。大人と子供の間の年齢だからこその悩む家族への気持ちを繊細に描いていたと思う。 兄弟や親のために家事をするのは思いやりなのではなく、罪滅ぼしというか、許されたい気持ちというのもすごく共感したし、何もしない男達に腹が立つのもすごく理解出来た。 ...
すごく読みやすかった! 家族の愛の物語。大人と子供の間の年齢だからこその悩む家族への気持ちを繊細に描いていたと思う。 兄弟や親のために家事をするのは思いやりなのではなく、罪滅ぼしというか、許されたい気持ちというのもすごく共感したし、何もしない男達に腹が立つのもすごく理解出来た。 自分の心にあった感情を言語化してくれた。 家族って嫌いだったら無視でいいのに、好きだし、心配だし、愛してくれているのが伝わってくるから、なにかしてあげたくなるんだよね。これからも家族のこと大切にしようと思った。
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2年前の高校生のときに大好きだったお母さんをくも膜下出血で急逝し、悲しむ余裕もなくがんばって家事をこなしながら大学に通う主人公の智子でしたが、新しい美人の恋人を作る父やバイトもせずに引きこもる兄に嫌気がさし、家出という名の旅行に出かけます。旅行先は母の故郷の秋田県鹿角市で、子ども...
2年前の高校生のときに大好きだったお母さんをくも膜下出血で急逝し、悲しむ余裕もなくがんばって家事をこなしながら大学に通う主人公の智子でしたが、新しい美人の恋人を作る父やバイトもせずに引きこもる兄に嫌気がさし、家出という名の旅行に出かけます。旅行先は母の故郷の秋田県鹿角市で、子どもの頃の思い出の場所を巡ります。その訪問先の通り道にある川原で、よっちゃんという名前の9才の女の子と友だちになります。よっちゃんとの交流で、父や兄とのわだかまりや母の死に対する智子の心の奥にある本当の気持ちに気づきます。時を超えて、大切な家族との絆や人との繋がりに心が暖かくなります。母娘の愛に涙しながら読みました。
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よっちゃんの正体に驚き、たよりない父と兄に反発した智子の不思議体験。亡くなった母を思う気持ちに心打たれる。
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