その先の道に消える の商品レビュー
中村文則さんが書く性には知性が絡まっていて だいぶエロティックでとても綺麗 葉山さんの最後の一言で思わず泣いちゃった 表紙も美しく最高の作品
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何でこういう方向に行ってしまうのかなぁ。。。 シャーマンへの眼差しとか面白いと思うんだけれども、それがこういう性描写につながるのか。 原始的・衝動的欲求と絡めた「虚無」の描写ということかもしれませんが、これはあかんです、とはっきり申し上げておくべきかなと。
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大人の小説って感じ。内容は難しいし結局誰がどうとかあんまりわからへんが、1つ思ったのは、きっか緊縛ってエロい印象しかなかったが、もともとはそうじゃないと判明した。 アートこ観点でも用意られると言う事で生で見たくなりました。 機会があったらそういうお店行ってみようと思います。 と言...
大人の小説って感じ。内容は難しいし結局誰がどうとかあんまりわからへんが、1つ思ったのは、きっか緊縛ってエロい印象しかなかったが、もともとはそうじゃないと判明した。 アートこ観点でも用意られると言う事で生で見たくなりました。 機会があったらそういうお店行ってみようと思います。 と言う事で、内容はあまり理解できなが縛りに興味をもったので3です。
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ー 「人生に喜びを覚えるのは、勝手だよ。他人を押しのけ、幸福をむさぼり、それを他者にアピールし続ければいい。でも時々、こんな風に、バグを起こす奴もいる。人間がこんなにいるんだ。そうなる奴もいるだろう?人間は醜い。放置された飢えた人間の数が、それを証明している。よくもまあ、こんな世...
ー 「人生に喜びを覚えるのは、勝手だよ。他人を押しのけ、幸福をむさぼり、それを他者にアピールし続ければいい。でも時々、こんな風に、バグを起こす奴もいる。人間がこんなにいるんだ。そうなる奴もいるだろう?人間は醜い。放置された飢えた人間の数が、それを証明している。よくもまあ、こんな世界の有様で、 この世界は美しい、私は幸福だなどと言うことができるもんだと感心する。自分を善人だと思えるんだから、人間というのは本当に化物だよ。そしてこういうことを言われると、保守的な人間ほど本気で怒り出すから滑稽だ。......ふはは。気づいたか。今のは全部嘘だ。私はそんな意見は持っていない。他人のことなどどうでもいい。」 ー サクッと簡潔に表現する感想が思い浮かばないけれども、この世界の多くの人の目には触れない世界が確かにあって、その世界にどっぷりと浸かってしまっている人がいるんだな、ってことかな。
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緊縛師という言葉を初めて知りました。 SMの過激なプレイの描写と両者の心理が特に深くて感動しました。 まさか縄を通じて神や天皇などとかいう 壮大な話が出てくると思わなかったので、 プレイとの次に神の話に移るときは頭がついていくのが大変でした。 登場人物はまあまあ多くて、虚言もある...
緊縛師という言葉を初めて知りました。 SMの過激なプレイの描写と両者の心理が特に深くて感動しました。 まさか縄を通じて神や天皇などとかいう 壮大な話が出てくると思わなかったので、 プレイとの次に神の話に移るときは頭がついていくのが大変でした。 登場人物はまあまあ多くて、虚言もあるし 主人公が変わったりもするので一度では内容が 理解できず、2回読んでやっとなるほど〜!と理解できました。私の理解力がないおかげで 長く楽しめてよかったです笑 ちなみに内容が際どいため、通勤電車で本を少しだけ開いて読んでました。
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陰鬱な中村文則ワールド全開。 素直に面白いと受け入れられない人もいるだろうなぁという印象だった。 私が知る由もない深い闇の世界を、これでもかと見せつけられて少し悔しい。
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「ーー自分は生来、性的な人間でした。ーー自分を夢中させるものが、ほとんど性しかないという人生。自分が過ごした人生は、そういったものでした。」 この作品には性的な描写があるが、性的嫌悪を起こすこともなく、無意識の虚無を眺めている。深くまで浸透していくような。そんな感覚の小説
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「緊縛師」という言葉を初めて知った。 中村文則氏を知らない人が初めて読んだらびっくりして引いてしまうか、どっぷりハマるか、好き嫌い分かれる内容かも。 私はもちろんハマりました。 ここまでグロテスクな描写を書ける著者をますます好きになりました。 一言で言うと「束縛されることで解放さ...
「緊縛師」という言葉を初めて知った。 中村文則氏を知らない人が初めて読んだらびっくりして引いてしまうか、どっぷりハマるか、好き嫌い分かれる内容かも。 私はもちろんハマりました。 ここまでグロテスクな描写を書ける著者をますます好きになりました。 一言で言うと「束縛されることで解放される人たちの狂気が詰まった長編」
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第一部と第二部で主人公が違うためか文章のリズムも違う。緊縛師についてはもちろん、縄が神事や大麻に繋がる説明が興味深い。縄の人間の満たされない欲を縛り上げる世界観に圧倒される。
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何の気なしに中村文則だ〜と、購入。 (よく見たらカバー表紙が!!!) 話の掴みとしてはキャッチーなアイテムが満載w ちょっとたまげたけど、これがまた内容が深いんでさらにびっくり。途中で、読む姿勢をシフトチェンジしました。中村文則のことだから、単なる殺人事件を書く訳ないとは思ってま...
何の気なしに中村文則だ〜と、購入。 (よく見たらカバー表紙が!!!) 話の掴みとしてはキャッチーなアイテムが満載w ちょっとたまげたけど、これがまた内容が深いんでさらにびっくり。途中で、読む姿勢をシフトチェンジしました。中村文則のことだから、単なる殺人事件を書く訳ないとは思ってましたが、彼の主張もしっかり書かれてましたね。 緊縛、縄、神道、保守、天皇……… そして母。 深ーい! 登場人物が結構いて、しかも偽名をバンバン使ってくるので、ややこしくて参った〜w おまけに話が時を前後するし、肝になるエピソードが散りばめられているので、気が抜けないのです。 激しくもある性描写の部分が息抜きになるくらい。 しかし、面白いよなぁ 神道に興味が出てきたぞw 日本書紀なんて大学での簡単な講義以来すっかり忘れてるけど、読み直したら面白いかもなぁw
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