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みとりねこ の商品レビュー

4.2

199件のお客様レビュー

  1. 5つ

    74

  2. 4つ

    83

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/12/25

旅猫リポートは、涙うるうるのツボがそこここにあって、この本に収録されてる外伝の短編でも…ハチが九州のおじさんちに貰われていってからの暮らしだとか、ほんと、猫の頭のなかならこんな感じに思うんだろうなぁと思うようなハチの独白が。有川浩さんはどうしてこんなに猫の気持ちになれるんだろうな...

旅猫リポートは、涙うるうるのツボがそこここにあって、この本に収録されてる外伝の短編でも…ハチが九州のおじさんちに貰われていってからの暮らしだとか、ほんと、猫の頭のなかならこんな感じに思うんだろうなぁと思うようなハチの独白が。有川浩さんはどうしてこんなに猫の気持ちになれるんだろうなぁ。 『トムめ』は笑える。たった4ページだけど、一ページ目で頬が緩んでるもん。 『みとりねこ』は、題名がしっくりこないんだけど、好きなお話です。 有川浩さんの本に出てくる人は、他人を傷つけようとしない。猫も人も、お互い思いあってる。もちろん、衝突も起こるけど、基本が優しい。だから、読んでる方も、スッと心に入り込まれている。

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2024/11/20

あぁやっぱり動物の話は苦手 涙無しには読めない。 旅猫リポート外伝、他のストーリーも猫愛に溢れていて限りある命、動物にも周りの人達をも大切にと思った。 最後のみとりねこが一番好き

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2024/10/08

猫にまつわるお話が七つ。 はじめの二つは「旅猫リポート外伝」とのこと。 旅猫リポートと同様、涙無しには読めないもの多数。 色々な家族と猫の話がバリエーションに富んでいて良かった。

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2024/07/18

7つの短編で構成されています。旅猫リポートの外伝もあるので、旅猫を懐かしく感じながら読み進められました。 内容的に重いものではなく、すらすら読みやすかったです。「シュレーディンガーの猫」が笑いと涙ありで特に良かったです。

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2024/07/17

読書備忘録841号。 ★★★★。 有川さんの猫短編集。最近出た文庫ではなくて単行本の方。 旅猫リポートで思わず涙してしまったのでこちらも拝読させて頂きました。 ところで、全く気付いていませんでしたが、2019年から有川(ひろ)さんに改名したんですね!知らんかった。初めて読んだ時...

読書備忘録841号。 ★★★★。 有川さんの猫短編集。最近出た文庫ではなくて単行本の方。 旅猫リポートで思わず涙してしまったのでこちらも拝読させて頂きました。 ところで、全く気付いていませんでしたが、2019年から有川(ひろ)さんに改名したんですね!知らんかった。初めて読んだ時、男性作家さんかと間違えたことを思い出しました。有川浩さんでしたから。笑 旅猫では、人語を解する猫の立場でストーリーが進み、思わず猫にも感情移入してしまいましたが、今作はそれほどでもありませんでした。(;^ω^) ただ、最後の「みとりねこ」はやはり目汁が・・・。 【ハチジカン~旅猫リポート外伝~】 旅猫リポートの(人間)主人公サトルが昔飼っていたハチのお話。 サトルに拾われたけど、サトルが事故で両親を亡くし、結果として親戚の家に貰われていったハチ。 「ハチはどんくさいんじゃなくて、おっとりしているんだよ。」と全く同じことを言ってくれたサトルと親戚の家の少年ツトム。ハチが記憶を混同してしまう様はちょっと切ない。最後はちょっとドジっちゃって虹の橋を渡ってしまいましたが優しさに包まれた生涯でした。 【こぼれたび~旅猫リポート外伝~】 サトルがナナの引き取り手を探す旅の追加一話。 サトルが大学時代お世話になり、気まずい出来事がきっかけで連絡を絶っていた先生のところに。 お互いの誤解を解いて、いつも通りナナがお見合いをぶち壊し(笑)、再び旅に、というお話。 【猫の島】 主人公の少年。母を亡くし父は再婚。再婚した女性をお母さんと呼べない。 猫の島、竹富島でお母さんと呼べる日にちょっと近づいたというお話。 【トムめ】 有川さんと飼い猫のトムのデレデレ日記。おもろい。 【シュレーディンガーの猫】 そこそこ売れっ子漫画家の旦那。しかし漫画家の例に漏れず(?)一般的な生活スキルが完全に欠落している。妻は実家に戻って出産。その間、家のことは旦那に任せていた。 そして自宅に戻る。怖い怖い怖い。自宅がどんな惨状になっているか・・・。 夫は不在。あれ?思ったより片付いている。ん?振り向いたところに夫が。動物用キャリーを持って。なかから「ぴゃう、ぴゃう」と鳴き声が! 旦那はゴミステーションの段ボールの中に捨てられていた子猫を拾った。スピン。略してスピ。 なんと、子猫をどのように世話したら良いのか?ということをY知恵袋で猛勉強!それが、実の娘の子育てにも完璧に役立つとか! 妻がゴミ捨てに行っていたら気付かない振りして無視していた段ボール。夫だから開けた。開けたら子猫として実体化した。シュレーディンガーの猫であると。 ご家族お幸せに! 【粉飾決算】 父と母、子供は女女男の3人。この物語を語っているのは誰?笑 語るのは女性・・・。長女でも次女でもない。当然母でもない。 父は特段猫が好きだったわけではない。でも子猫を譲られた。父はハイエナが好きだった。笑 猫の名前は模様からトラ(♂)。別に可愛らしい訳ではない。そして幸せな18年の生涯を閉じた。 猫ロスしたのは母。がっくり来た。 そして、父は道路でぴゃうぴゃう鳴いていた子猫を拾った。別に猫が好きな訳ではない。 猫の名前は天(♀)。凶暴この上ない。ただ、唯一父にだけ懐いた。なぜ?なぜ? 大酒飲み、チェーンスモーカーが祟り肝臓と肺をいわし、旅だった。さて父は良い人だったのか?笑 【みとりねこ】 桜庭家の末っ子。浩太。実は猫。 旅猫リポート外伝以外、唯一猫主人公の物語。 長男は昌浩、次男は浩美。 末っ子と言いながら、人間よりずっと早く成長する猫の浩太としては面白くない。なんで大人の自分が子供より下なんだと。 浩美は人間も猫も寿命があるということを知り悲嘆に暮れる。 大丈夫だぞ。猫は20歳を超えると猫又という妖怪になるそうだ。そうしたら死なない。浩美より先に死なないから安心しろ。俺が看取ってやる! さて、どうやったら猫又になれるのか?市役所に書類を提出するのか?ハンコを持っていない。どうしよう。そうか肉球印! 健気で23歳まで生きた浩太の生涯に涙が出た。 そして、この図書館本にはシュレーディンガーの猫の主人公漫画家ツクダケイスケのショート漫画が載っていた!めっちゃ得した気分!

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2024/07/07

2024年7月6日 サトルの猫に対する愛情がすごい。 教授への応対も涙ぐましい。 お別れを言う時間も欲しいというのも切実な願いだった。 教授の気持ちもわかる。 自分の愛妻のことを幼い子どもたちにはとても言えない。 そのあたりの機微をわかり、

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2024/06/21

最初はなんて後味の悪い本だろうと思った。親に突然死なれて、飼い主にも会えず死に、本人までもが病院で死ぬなんて、浮かばれなさすぎる。 だから最初のいくつかは私は好きではない。 14年連れ添った犬をなくしたばかりでみとりねこは号泣してしまった。電車の中で読まなくてよかった。

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2024/06/09

猫に関する七つの短編集。絵本「旅猫リポート」を約2年半ぐらい前に読んだが、最初の2編は旅猫リポート外伝となっていて、1篇目の途中から感情の制御ができなく涙があふれて止まらない。これは反則級の2編だった。その後、若干持ち直したが表題でもある「みとりねこ」の最後で・・・。猫を飼ってい...

猫に関する七つの短編集。絵本「旅猫リポート」を約2年半ぐらい前に読んだが、最初の2編は旅猫リポート外伝となっていて、1篇目の途中から感情の制御ができなく涙があふれて止まらない。これは反則級の2編だった。その後、若干持ち直したが表題でもある「みとりねこ」の最後で・・・。猫を飼っている人にとってこの本は多分いろんな意味で駄目な本だと勝手に思ってしまった。うちのくろちゃんはあと2か月ぐらいで推定4歳。化け猫になってでも生きてくれと思わずにいられない。

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2024/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

旅猫リポートを読んでいたので、サトルとナナにまた会えて嬉しい。 その他、猫を取り巻く人々の話の短編。 どのお話も、猫に対する愛情が深く、登場人物も皆温かい感じで良かった。 育児と猫の飼育を交えた話が好き。 あと、みとりねこは涙腺崩壊してしまった。うちの飼い猫も猫又目指して頑張って欲しいと願うばかり。

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2024/05/21

「みとりねこ」っていうタイトルからして切なくなる予感しかなかったけど、やはり想像通り。 自分の周りのあれこれと重ね合わせたりして、物思いに耽ってしまった。 特に好きだったのは「旅猫リポート外伝」の2作。 「こぼれたび」の中で、先生の妻が余命わずかだということを子どもたちに伝えるか...

「みとりねこ」っていうタイトルからして切なくなる予感しかなかったけど、やはり想像通り。 自分の周りのあれこれと重ね合わせたりして、物思いに耽ってしまった。 特に好きだったのは「旅猫リポート外伝」の2作。 「こぼれたび」の中で、先生の妻が余命わずかだということを子どもたちに伝えるかどうかで、先生とサトルがぶつかり合う場面。二人の言い分が、どちらも妻や子どもたちを思えばこそ…で、その後の再会のシーンも含めて印象に残った。 登場する猫も人もみんな優しくて、お別れの悲しい部分もひっくるめていいなと思える世界観。 この本を読んだあとは、猫が色んなことを考えてるように見えてしまいそう。

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