ニヒリズムとテクノロジー の商品レビュー
すごく好きだった。 いかにSNSに人が依存してるかがわかる。 好きな表現で、電車で携帯をいじってる人達をみると、洗脳させれているゾンビのよう。 まさにその通り。今の世間の常識はネットの情報ばっかり。自分でしっかり考える。
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人は人生を、自分を環境に適応させて成長していくための課題の源とは考えていない。それよりも、まるで苦難の源のように考えたがる。 受動的ニヒリズムは、人類の進歩をテクノロジーの進歩と同一視し、人類の進歩の目標としてテクノロジーに依存したポストヒューマンになることを追い求めることにつな...
人は人生を、自分を環境に適応させて成長していくための課題の源とは考えていない。それよりも、まるで苦難の源のように考えたがる。 受動的ニヒリズムは、人類の進歩をテクノロジーの進歩と同一視し、人類の進歩の目標としてテクノロジーに依存したポストヒューマンになることを追い求めることにつながっていく。だが能動的ニヒリズムは、そうした目標に対して懐疑的なスタンスを取る。そうすることで、進歩に対するこのテクノヒューマンな見方の根底にある、禁欲の価値をあらためて考え直せる可能性がある。
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他の哲学書同様、言い回しが難解だが、面白い。 DXの本も読んでおり、潮流にただ流されるのではなく、認識して関わっていきたい。
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図書館で5人待ちくらいになってたのがやっと回ってきた。 難しくて半分しか読めないまま返却するはめに。最初の3章くらいは訳わからず、YouTubeなどが出てきて持ち直したがそれでも進まなかった。 後ろに8人待ちになっていた。みんな哲学を求めている。
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哲学をあまり知らないままではなかなかに話が繋がらなかった。 ニヒリズムとは生きる意味を自分の外に見出すことで、そこにテクノロジーがいかに関与しているか、と言う話だった
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人間は技術の進歩によって幸せになっているのかを、哲学的立場から極めて客観的に考察している一冊です。 ニヒリズムとは虚無主義であり、どうでもいいという感覚や思想のことです。 技術の進歩は多くの人間が望んではいても、それが面倒臭さや生き辛さを助長したりするのは何となくわかるのではない...
人間は技術の進歩によって幸せになっているのかを、哲学的立場から極めて客観的に考察している一冊です。 ニヒリズムとは虚無主義であり、どうでもいいという感覚や思想のことです。 技術の進歩は多くの人間が望んではいても、それが面倒臭さや生き辛さを助長したりするのは何となくわかるのではないでしょうか。 本来は道具であるものに逆に従わされてしまう、そんな状態に人類は陥っているのです。 生活を便利にし人間を幸せにするはずの技術が、何故ニヒリズムへ誘ってしまうのでしょうか。 技術に伴って人間も進歩することができれば解決ですが、生き物である我々はおいそれとアップデートできませんよね。 受け止め方や行動を意識的に変えていく努力をしなければ、現代と未来における幸せは永遠に見つからないのだろうと考えさせられました。
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ニーチェ哲学とポスト現象学の理論を用い、自己催眠、機械的活動、小さな喜び(娯楽経済)、畜群の4つの観点から現代のテクノロジーを分析していく。YouTube、Twitterやシェアリングエコノミー、Tinder、ポケモンGOなど分析対象は幅広い。 神亡き世界の後の新しい神としてのG...
ニーチェ哲学とポスト現象学の理論を用い、自己催眠、機械的活動、小さな喜び(娯楽経済)、畜群の4つの観点から現代のテクノロジーを分析していく。YouTube、Twitterやシェアリングエコノミー、Tinder、ポケモンGOなど分析対象は幅広い。 神亡き世界の後の新しい神としてのGoogleは形だけは無神論的価値観を作っているようにも見えるけど、やってることは神を信じていたが時代のそれと変わらないという指摘もしている。テクノロジーは確かに世界を変えたが、使用する私達の価値観はなにも変わっていないということだ。著者の主張はなんで自分がこのテクノロジーを使っているのかよく考えろというシンプルなものだが、同時にそれが意外と難しいものであるということもこの本では書かれている。人は生活の中で作用しているテクノロジーの存在を透明化してしまうからだ。 ただ、著者は本能という言葉に頼りすぎだと思った。テクノロジーが人の凶暴な本能を助長させるというのには同意できない。
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限りなく正論である。しかし、受け入れ難い人も多いだろう。 本書を通じて、テクノロジーとの関係を改めて見直し、自分自身がどうあるべきかを再び問いたい。
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かなり良かった 仏教的な考えや瞑想で「行動しないこと」を選択しニヒスティリックな衝動を宥めるのではなく 自分の人生に向き合って、何に意味を見出すかをこそ考えていきたいなと思った
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