エリンとまっくろ岩のひみつ の商品レビュー

ジョー・トッド・スタントン(著者),せなあいこ(訳者)

2023/06/01

「「まっくろ岩」をひと目見たいと、内緒でママの漁船に乗り込んだエリン。ところが深い霧の中、突然姿をあらわした「まっくろ岩」をよけようと急旋回した船から振り落とされ、人知れず海に落ちてしまいます。深く深く、暗い海のそこへ沈んでいくエリンをそっとすくいあげてくれたのは、なんとおそろしい怪物だと聞いていた「まっくろ岩」でした。まわりには、何百種類もの生き物たち。豊かな海の光景がひろがっています。「まっくろ岩」はたくさんの生き物たちの「すみか」だったのです。ところが大人たちは「おそろしい怪物が動きだした！」と、「まっくろ岩」を破壊する相談をはじめて……。
信じるもののために立ち上がる勇気、そして自然とのやさしい関係。2018 年のケイト・グリーナウェイ賞にノミネート、同年のウォーターストーンズ児童書賞（絵本部門）を受賞。イギリスで大注目の若手作家が描く、現代のおとぎ話です。」

2022/12/18

（一）トーベ・ヤンソンさんの絵柄に似たキャラクタ、落ち着いた色合いの絵本。
（二）エリンは海に出たくてしかたないけど動き回るまっくろ岩が危険なので出てはいけないと言われてる。けど当然出てしまうんやなあ、主人公としては。そこでまっくろ岩と出会ってみるとかなりいいヤツで仲よくなった。
（二三）大人たちが危険なまっくろ岩を破壊してしまおうとしているのを知ったエリンはどうする？

2022/05/09

エリンは海に出たくてたまりません。
でも、動き回って危険なまっくろ岩があるから、出ることができないのです。
ある日、ママの船にこっそり乗り込んだエリンは、海に落ちてしまいました。
エリンを助けてくれたのは、なんとまっくろ岩！
今度はエリンがまっくろ岩を助ける番です。

海洋汚染や漁師のママなど、設定は現代的ですが、根底に流れるテーマは、いつの日もかわりませんね。ホッと安心して本を閉じました。

何より絵が素敵で、魅力的ですね！

2021/11/06

湊町の少年と悪い噂の真っ黒岩の物語。
お母さんがパワフルに漁にでていたり、今の時代の設定だと感じた。
絵が綺麗だし、一枚絵で時間の経過を表現していたり、縦長の絵があったり飽きない仕組みになっている。
話が唐突に終わったような気もしたけど、飽きずに読める長さだと感じた。

2021/10/09

息子7歳0ヵ月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯

〈子〉
何度も読む(お気に入り) ◯
ちょうど良いボリューム　◯
その他　◯

とても素敵なお話でした。
ジブリの映画になりそうな。
海のお話が好きなこどもに。

2021/10/01

エリンは港町に住む女の子。海に出たいけど動き回るまっくろ岩があるからダメなんだって。
ある日、こっそりママの船に乗り込んだエリンは…。

〇まっくろ岩が人のゴミに困っていたのが、今どきの伝説だなあ。
〇イラストは懐かしいアニメのよう。色が美しい。
〇船をあやつるのがママ！