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異界神社 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2023/10/19

テーマが素晴らしく、ぜひ続けていただきたい。 のだけれど、写真の構成が見づらく、目があっちこっちいって疲れてしまった。

Posted byブクログ

2023/02/26

「ニッポンの奥宮」を探す旅に出た。古い由緒を伝える神社のなかには、しばしば「奥宮(おくのみや)」と呼ばれる場所がある。そこは奥ノ院と呼ばれたり、元宮、山宮といった名称で呼ばれる、また、神社=カミ祀りの場そのものが「辺境の奥の宮」な場合も?そこはいわば、遠い祖先の記憶が沁みついた「...

「ニッポンの奥宮」を探す旅に出た。古い由緒を伝える神社のなかには、しばしば「奥宮(おくのみや)」と呼ばれる場所がある。そこは奥ノ院と呼ばれたり、元宮、山宮といった名称で呼ばれる、また、神社=カミ祀りの場そのものが「辺境の奥の宮」な場合も?そこはいわば、遠い祖先の記憶が沁みついた「はじまりの場所」である ときに、地の果てを思わせるサイハテの神社であったり ときに、古の時空に迷い込んだような異空間であったり この世ならざる景観、あの世そのものを彷彿させる風情だったりもする。このザワザワとする感じは何だろう。 何百何千年前の人と同じ場所に立っているという不思議な感覚。彼らと同じ思いを共有できているという感慨。 「ニッポンの奥宮」に往って還ってくること。そんな不要不急の旅でしか得られないものが確かに?そんな神域に行かなければ埋められないピースがわれわれの心の中 本田 不二雄 第一章 1. 南伊豆の隠れ里に怪樹の森があった(白鳥神社) 2. 朱色のトンネルをくぐり稲荷マンダラの迷宮へ(稲荷山) 3. みちのく津軽に稲荷の極楽浄土があった(高山稲荷) 4. 日本最古の聖なる山へ(御岩神社) 5. 熊野の奥宮にて魂の根源と出会う(玉置神社) 6. 怪樹そそり立つ奇蹟の島へ(大瀬神社) 7. 生けるお犬さま信仰が息づく山(三峯神社) 8. 山上のお社の奥に「奥宮」と「奥の奥宮」があった(武蔵御嶽神社) 9. イザナミ命が眠る比婆山「妣の国」(比婆山熊野神社) 10. 仙境の奥の院をめぐる伝説(軍刀利神社) 第二章 1. 鬼神をあがめる岩木山裏信仰(青森・岩木山東北麓) 2. 富士の母胎に回帰し、水のちからで再生する(山梨 静岡・富士山麓) 3. 紀州熊野でよみがえりを実感する(和歌山・熊野三山) 4. ヤマタノオロチの正体を探る旅へ(島根・出雲の古社) 5. 社殿をもたない神社と驚異の御神木(隠岐・島後) 6. 神秘と謎が交錯する洞窟神社のミステリー(奥豊後) 7. 神話の時空をめぐる原点回帰と蘇生復活の旅(熊本・南阿蘇) 8. 隠れ里に残るファンタジックな神域へ(熊本人吉球磨)

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2023/01/26

山奥や森の奥などにある神社ばかり集めた一冊。 ぐにゃりと曲がった巨木、鬱蒼とした森、長い石段、鳥居、狗などの写真ばかり見ていると、なんだか寒気がしてくる。 特に印象に残ったのは、 ・白鳥神社(静岡)何このぐにゃりとした巨樹 ・高山稲荷神社(青森)どこまでも続く鳥居の先がこの世じゃ...

山奥や森の奥などにある神社ばかり集めた一冊。 ぐにゃりと曲がった巨木、鬱蒼とした森、長い石段、鳥居、狗などの写真ばかり見ていると、なんだか寒気がしてくる。 特に印象に残ったのは、 ・白鳥神社(静岡)何このぐにゃりとした巨樹 ・高山稲荷神社(青森)どこまでも続く鳥居の先がこの世じゃなさそう ・玉置神社(和歌山)熊野の奥地の秘境感

Posted byブクログ

2022/09/25

なかなか足を運ぶのが難しい場所にある日本各地に奥宮が、迫力ある写真とと共に丁寧な訪問録で紹介されている。 この中では三峯神社と熊谷三山は参拝したことがあるが、京都稲荷山の千本鳥居、津軽高山稲荷神社の朱色の龍の鳥居、富士吉田市の無戸室浅間神社にある船津胎内樹型には行ってみたい。

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2022/02/13

まさに異界に繋がっていそうな神社の数々をカラー写真で楽しめる一冊。 ただならぬ雰囲気が伝わってきて (すごい…) と思わず口にしてしまいました。 各社の伝承も知れて勉強になる。行ってみたい神社が増えました。

Posted byブクログ

2021/12/29

神社に参拝することはあっても奥宮に参拝することはなかなかない。その理由は、山深い所にあり、手軽に行ける場所にないからだ。中には、立入禁止の奥宮もある。大分県にある宇佐神宮の奥宮(御許山山頂)が例に挙がっている。 訪れる機会のない奥宮をゴロゴロしながらペラペラめくっていると...

神社に参拝することはあっても奥宮に参拝することはなかなかない。その理由は、山深い所にあり、手軽に行ける場所にないからだ。中には、立入禁止の奥宮もある。大分県にある宇佐神宮の奥宮(御許山山頂)が例に挙がっている。 訪れる機会のない奥宮をゴロゴロしながらペラペラめくっていると訪れた気分になれる。まあ、ゴロゴロしながらめくっているようでは永遠に行くことはないなあ。 茨城県日立市にある御岩神社。近年、日本最強クラスのパワースポットとして知る人ぞ知る神社になっていたようだ。 御岩山の地質に関して、地質学者の田切美智雄氏によると、御岩山を含む北茨城の多賀山地は約5億年前のカンブリア紀(古生代)の地層から出来ていた。 神秘の場所になるには理由があったのか。

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2021/11/03

そこは、はじまりの場所。異界との接点、奥宮を訪ねる。 第一章 白鳥神社 稲荷山 高山稲荷神社 御岩神社     玉置神社 大瀬神社 三峯神社 武蔵御嶽神社     比婆山熊野神社 軍刀利神社 第二章 津軽・岩木山裏信仰 富士山麓の浅間社巡礼     熊野三山と根源の聖地     ...

そこは、はじまりの場所。異界との接点、奥宮を訪ねる。 第一章 白鳥神社 稲荷山 高山稲荷神社 御岩神社     玉置神社 大瀬神社 三峯神社 武蔵御嶽神社     比婆山熊野神社 軍刀利神社 第二章 津軽・岩木山裏信仰 富士山麓の浅間社巡礼     熊野三山と根源の聖地     出雲・ヤマタノオロチ伝説の古社     隠岐・島後の古代神社 大分・奥豊後の洞窟神社へ     熊本・南阿蘇の古代神社へ     熊本・人吉球磨地方の古社巡り 都道府県別掲載リスト有り。 そこは、奥。遥かな過去の記憶が残る場所。 太古のカミが祀られた地、神域、禁足地。 果ての自然の息遣いが感じられる、祀られる御神木や磐座、 木々、深き森、石に岩、池、滝、洞穴や洞窟など。 異界との接点が感じられる、祀られるカミ、お犬さま、鬼など。 「神社」以前のお社のない神域もある。キリシタンも? 静謐の空間に漂うのは太古の記憶か? ただならぬ神々しい姿の御神木や風景の写真は、正に異界の如く。 だけど写真と説明の番号が合致しにくいのは、難点。 このような場所が残る日本は、狭いようで広いなぁと、 しみじみと感じてしまった。

Posted byブクログ

2021/11/02

行ってみたいと思うが、なかなか行けない場所のようで興味をそそる。 写真がもっといっぱいであるとよかった。 写真が、番号順に並んでないので探すのが大変。 まだまだ知らない日本があると改めて思う。

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2021/10/09

「異界」といっても怪異や不思議系な記述はあまりない。また、「奥宮」というより現在の神社に見られる社殿以外のものといった方がいいのかもしれない。それは著者が特に興味を持っていると思われる異形の木だったり、岩だったり、洞窟だったり、水だったり、またそれらにいたる参道だったりする。古の...

「異界」といっても怪異や不思議系な記述はあまりない。また、「奥宮」というより現在の神社に見られる社殿以外のものといった方がいいのかもしれない。それは著者が特に興味を持っていると思われる異形の木だったり、岩だったり、洞窟だったり、水だったり、またそれらにいたる参道だったりする。古の人たちが神祭りの場としたと考えられそうなところ(神域)を紹介する本。中には手入れが行き届かず結果的にそれらしくなってしまったところもありそう。その辺、江戸期以前はどうだったのか気になるところもある(修験道などとの関係等)。 なお、写真の割り付けが順番通りでないのでちょっとわかりづらい。ページに複数を収めるためやむを得ないのだと思うが、もうちょっと判型を大きくしてでも写真と説明を一対一で見られるとよいと思う。

Posted byブクログ