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お母さんの賢い贈与 の商品レビュー

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2022/08/28

高齢者富裕層向けに贈与を利用した相続税対策が解説された書籍。見開き1ページに図解と解説文があり読みやすい内容。 P205 建物を贈与するとともに、この預かり敷金(負債)を子供に引き継がせると、負債を子供に負担させたことになり、この取引は「負担付贈与」になります。 負担付贈与にな...

高齢者富裕層向けに贈与を利用した相続税対策が解説された書籍。見開き1ページに図解と解説文があり読みやすい内容。 P205 建物を贈与するとともに、この預かり敷金(負債)を子供に引き継がせると、負債を子供に負担させたことになり、この取引は「負担付贈与」になります。 負担付贈与になると 負担付贈与の注意点は、贈与する資産の評価を「通常の取引価額 (時価)」 で評価することになっている点です。 したがって、負担付贈与になれば、これまでに説明したように建物が相続税評価額では評価できず、贈与時の時価で評価しなければなりません。 ただ、あまり目くじらを立てて「時価」 だと恐れなくても、建物の時価を算定すると必ずしも固定資産税評価額よりも高いものばかりで はなく、低い場合もあるでしょう。 いずれにしても、負担付贈与にならないほうが税務上、トラブルは少ないので、これを下の図表のように解消します。 敷金を子供に支払う それは、預かり「敷金」なり「保証金」を贈与者である母から受贈者である子供に現金で支払ってもらうのです。 これで、建物の贈与は負担付贈与にはなりません。子供には債務の負担がなくなり、建物のみの単純贈与になります。 母から敷金分を現金でもらいますが、同時に賃借人への敷金返還債務も受け継ぎますから、+-ゼロで贈与税はかかりません。

Posted byブクログ