366日 絵のなかの部屋をめぐる旅 の商品レビュー
読み応え、見応え抜群。 絵を楽しみ、インテリアも楽しめる。 人の表情も想像を膨らませることができる。 まさしく部屋の展覧会へようこそ。 1月 うれしき訪れ 入り口、戸口、玄関からスタート。 ラストの12月は、外にある部屋、公共の部屋で締めくくり。 個人的には、3月 住み心地の...
読み応え、見応え抜群。 絵を楽しみ、インテリアも楽しめる。 人の表情も想像を膨らませることができる。 まさしく部屋の展覧会へようこそ。 1月 うれしき訪れ 入り口、戸口、玄関からスタート。 ラストの12月は、外にある部屋、公共の部屋で締めくくり。 個人的には、3月 住み心地のよさ リビング・ルームが好き。 特に18日の読者をする少女のいる室内が良い。 アンティークな部屋とセピア色の室内の雰囲気。 後ろ姿の少女が心を落ち着かせる。
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見応えがあります。 全ての絵に対して3〜4行のコメントがあり、部屋に描かれている人物達の心情が伝わってきます。 初見の絵も多く、何となく好きだなぁと思うのは個人蔵がほとんどだったので、中々知る機会がなかったのにも納得。
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366日の・・シリーズは世界遺産ものなど何種類か見ているがこれは西洋絵画。なにか圧倒される絵画世界。写真と絵の違いなのかな、誌面上の四角い絵画からものすごい量の絵の中の世界が迫ってくる。そして色調がブルーやピンクなどの淡い暖色が多い。 家のなかを描いた絵、ということに特化してい...
366日の・・シリーズは世界遺産ものなど何種類か見ているがこれは西洋絵画。なにか圧倒される絵画世界。写真と絵の違いなのかな、誌面上の四角い絵画からものすごい量の絵の中の世界が迫ってくる。そして色調がブルーやピンクなどの淡い暖色が多い。 家のなかを描いた絵、ということに特化しているので、ぱらぱらめくると、知ってる人ではハンマースホイが目に付く。巻末の作家索引をみると全部で148人。初めて知る画家が多い。たくさんの画家がいて、こんなにも素晴らしい絵が世の中にあったんだなあ、と感慨する。 収録点数の多いのは、ヴュイヤール22点、カール・ラーション18点、ピーダ・イステルズ10点、ピエール・ボナール9点、フェルメール9点、ハンマースホイ7点、ベルト・モリゾ7点、ルノワール6点、などなど。絵それぞれについている、一言のテーマと小見出しがおもしろい。 月ごとに、玄関、ドローイングルーム(応接間)、リビングルーム、キッチン、ダイニングルーム、窓辺、ベランダ・温室、子ども部屋、女性の部屋、書斎、寝室、公共の部屋の順。 おもしろいのが、1月16日「農家のポーチにいるピンクのワンピースの少女」ピーザー・マアク・ムンステズ(1930年 デンマーク1859-1941) 右上のテーマは「ここでいいの」 小見出しに「そんなところでしなくてもいいのに」とある。少女は入口に立って編み物をしているのだ。ピンクのワンピースを着て、玄関へは低木の植え込みが、庭にはピンクのしゃくやくと青い何か花が咲いている。確かに、なにも玄関で編み物かい? と思うが、これ、けっこうあるのではないか? 編み物だったり縄跳びだったり。 表紙は「前室」ウィリアム・マクレガー・バクストン(1913年 アメリカ1869-1941)女性の部屋の月に収録。 解説・監修は海野弘さん。さすが。ほかに風景画をめぐる旅、物語のある絵、と2冊だしているようだ。 2021.7.21初版第1刷 図書館
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