後列のひと 無名人の戦後史 の商品レビュー
無名人の戦後史という副題が内容を表している。6章18話だが、各話がすべて独立というわけではなく、関連している話もある。また、後列はいえ、最前列ではないだけで前の方の列と言えるとい思う。 それだけに各々に話になるだけの人生があって、物語になっているのだ。そして、いずれもが一生懸...
無名人の戦後史という副題が内容を表している。6章18話だが、各話がすべて独立というわけではなく、関連している話もある。また、後列はいえ、最前列ではないだけで前の方の列と言えるとい思う。 それだけに各々に話になるだけの人生があって、物語になっているのだ。そして、いずれもが一生懸命に生きていることがよく分かる。 こんなに必死なのにこれしか報われないのかと読むか、苦労を超えて一生懸命働くことが立派だと感じるか、読者によって感じるところは様々であろう。 人生いろいろではあり、自分の周囲だけではわからない世界を知ることは意味がある。いろいろな人がいるのは面白いというか価値の大きさを改めて感じた。
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【ひっそりと佇む姿から見える希望】最前列ではなく後ろの列の目立たぬところで人や組織を支えてきた人々の物語。良く生きた人生の底にはその人だけの非凡な歴史がある。
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