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コロナでついに国家破産 の商品レビュー

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2021/10/23

この本を書かれたのは私より10歳年上の浅井氏ですが、私が社会人になった平成元年辺りから読んでいますので、もう30年以上の本の上でのお付き合いになります。 その間、一貫して日本は破産すると言い続けていますが、いまだにその兆候は私には見えません。しかし本の中で彼の言ってきた、預金を...

この本を書かれたのは私より10歳年上の浅井氏ですが、私が社会人になった平成元年辺りから読んでいますので、もう30年以上の本の上でのお付き合いになります。 その間、一貫して日本は破産すると言い続けていますが、いまだにその兆候は私には見えません。しかし本の中で彼の言ってきた、預金をするより「ゴールドを買え!」個別株よりも「優れたファンドが良い」」というアドバイスは大いに役立ってきたと感じます。 この本も例によって国家破産本ですが、2024年には新札への切り替えも予定されている中、以前に行った、預金封鎖・デノミをセットである場合、どのような影響を及ぼすかという記述には興味を持ちました。特に、当時かけた財産税(ある程度、金融資産を持っている人のみが対象)の詳細なデータは参考になりました。金融資産4000万円程度から財産税がかかる(p139)ようです、これなら対象者も限定されるので、今の政権にいる方がある程度覚悟を決めればできることかもしれないなと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・2026年辺りに日本の財政は破綻するだろう、その帰結は大いなる円安、その直後(2027-30)に外国送金の禁止といった資本規制、大増税がセットで実施される(p17) ・協力金の単価は当初一店舗当たり1日2万円だった、12月に4万円、さらに1月には緊急事態宣言の対象地域は6万円となった、これは中小事業者を中心に7割程度で収支がプラスになる(p56) ・東日本大震災の時は政府は、2011年度一般会計予算で4度にわたる補正をしたが、12年度からは新設の東日本大震災復興特別会計とし一般会計から切り離すことで復興債を着実に償還する狙いからだ。予算規模は32兆円、償還債は25年間にわたる所得税の2.1%上乗せや政府保有株の売却益などであり、しっかり考えられていた。しかしコロナ禍の20年度一般会計予算では、政府歳出が175兆円(’当初予定を73兆円上回る)となり、21年度に計上した予備費5兆円を含めると、コロナ関連は78兆円であり東日本大震災の倍以上となっている、そして返済・償還は誰も考えていない(p61) ・2050年くらいまでは米ドルの地位は安泰だろう、どうして不安な方はゴールド(金貨など小さい単位で保有)をある程度、そして他の通貨を分散して保有すれば良いだろう(p92、170) 2021年10月23日作成

Posted byブクログ