数学者たちの楽園 の商品レビュー
ザ・シンプソンズに数学的な遊び・仕掛けが盛り込まれているのはわかった。が、肝心のザ・シンプソンズの作品が簡単に見られないのが致命的… このタイミングでYou-tubeに無料アップでもしてくれたらいいのに…
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海外アニメ「ザ・シンプソンズ」については真っ黄色のキャラクターぐらいしか知識がないんですが、著者が「フェルマーの最終定理」や「宇宙創生」のサイモン・シン、さらに翻訳が青木薫だったのでこれはもう間違いないと判断しました。まったく知らなかったんですが、あのアニメの脚本家たちはハーバー...
海外アニメ「ザ・シンプソンズ」については真っ黄色のキャラクターぐらいしか知識がないんですが、著者が「フェルマーの最終定理」や「宇宙創生」のサイモン・シン、さらに翻訳が青木薫だったのでこれはもう間違いないと判断しました。まったく知らなかったんですが、あのアニメの脚本家たちはハーバードなど一流大学出身の数学マニアで、物語のあちこちに科学や数学のネタが仕込まれているそうです。この本はそれらのネタをかいつまんで、とても分かりやすく解説しています。シンプソンズを全然知らなくても面白かったです。ただ、最後の方に「フーチュラマ」というアニメの話題に移るんですが、そっちはなんとなく馴染めなかった。
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あのサイモン・シンの新作だから、もちろん翻訳は青木薫さんだから、文庫が書店に並んだらすぐに買って読んだ。ただ、どうも中身はアニメ「ザ・シンプソンズ」の話らしい。アニメには全く興味がない。しかし、読み進めていくとなんとなんと数学の話題が満載ではないか。それもそのはず、このアニメ脚本...
あのサイモン・シンの新作だから、もちろん翻訳は青木薫さんだから、文庫が書店に並んだらすぐに買って読んだ。ただ、どうも中身はアニメ「ザ・シンプソンズ」の話らしい。アニメには全く興味がない。しかし、読み進めていくとなんとなんと数学の話題が満載ではないか。それもそのはず、このアニメ脚本家の数名は数学を専門にしていたらしい。そして、番組の中にこっそりと数学ネタを忍び込ませている。それを見つけ出すのが数学オタク(ナードとかギークとかいうらしい)にとっては楽しいわけだ。日本にそんな番組はあっただろうか。「ドラえもん」はどうだ。「ふしぎなメルモ」ならどうだ。まあちょっと違うなあ。数学オタクが楽しめる番組・・・そうか、「コマ大数学科」があった。本書解説の竹内薫さんとビートたけしさんのあの番組。復活してほしいなあ。もっというと「たけしの万物創世記」をまたやってほしい。授業ネタ満載だったからなあ。竹内さんも本書から授業のネタを見つけているようだけれど、僕の場合は、パンケーキをサイズ順に並べ替える問題かな。最初、ハノイの塔と同じかと思ったら、複数枚いっしょにひっくり返せるということでずいぶんと違っていた。問題はわかりやすいけれど、やってみたら意外と難しいというのが一番。ところで、タングラムをはじめ、いろいろな形を作るパズルは数多くあるが、ピタッとはまったときの感動は大きく、中毒性がある。そしてこれは収納にもつながるのではないかと思っている。食洗機にぎりぎり入るかどうかの食器を詰め込んでいく。終わった後の食器を棚にしまい込んでいく。どちらも毎日楽しくて仕方ない。(追記)著者による謝辞に含まれているが、前作の「代替医療解剖」のために名誉棄損で訴えられたらしい。たしかに、あれだけ書かれてしまうと商売あがったりだろうしなあ。とは言ってもエセ科学にだまされる人は結局なくならないのだろうなあ。
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