昆虫館はスゴイ！ の商品レビュー

全国昆虫施設連絡協議会(著者)

2024/09/25

全国の昆虫館や博物館の職員が好きな昆虫や昆虫好きになったきっかけなどを熱く語った本。一人あたりのページは短い。なんでもそうだが、好きなものについて語られたものは面白い。おおくの職員さん、普段から来館者などに語る機会が多いのだろう、語り口も慣れてる感があるものが多い。この本を手に取る人にはそこまで多くはないとは思うが、ゴキブリとかも画像がバンバン乗っているので、苦手な人はやめといたほうがいいだろう。

2023/07/30

虫初心者にはぴったりの入門書でした。
私は、虫については、生活の中で見かけると愛でる程度で、専門的な知識は皆無だったのですが、昆虫館で働く専門家の人たちが、いかに虫好きになったか、と言う話や、この虫のここがたまらない！といった、愛を語る姿には共感できましたし、昆虫館スタッフが好きな虫について語るパートでは、それぞれの虫の面白いポイントが愛情豊かに綴られているので、今まであまり興味のなかった虫たちにも興味がぐんぐん湧いてきました。

この本の中で、1番驚いたのは、ゴキブリの飼育担当をしている職員さんが、担当になるまで、ゴキブリが苦手だった、というお話。
いかにゴキブリを好きになったかは、本を読んで欲しいのですが、飼育担当となる人は初めからゴキブリへっちゃらな人だと思っていたので、意外でした。
他にも昆虫全般が苦手なのに昆虫館に配属され、働いてるうちに昆虫に目覚めたという方もいました。
自分がほとんどの虫が好きなのにも関わらず、ゴキブリが苦手なことに外見差別では…と悩んでいたので、職員さんと同じ方法でいつか克服を目指したいです。

2021/10/02

満足。

全国の昆虫館施設の職員の皆さんからのコラムを掲載した、全部で4章構成なんだけど、1章2章の昆虫への偏愛っぷりが溢れている様や、3章の業務としての昆虫館での工夫や苦労のシェア、そして4章の昆虫館という存在そのものへの愛着まで、すべて引き込まれる。

私は大学院時代の研究に伊丹市昆虫館（イタコン）の施設を使わせてもらっていた関係で、特にイタコンの皆さんが登場するコラムには特に心動かされたわけだけど。

こんなにも個性的な人がもっと居ることを知って、全国の他の施設にもきっと行ってみようと心に誓う吉宗であった。

2021/08/25

８月25日新着図書：【北海道から沖縄まで日本全国に22ヶ所ある昆虫館。昆虫館のスタッフが、各自の"一推し"の虫などを紹介している1冊です。オオムラサキ、ゲンゴロウ、カミキリムシ、ヨナグニサン、ゴキブリext。昆虫好きはぜひご一読ください！】
タイトル : 昆虫館はスゴイ! : 昆虫館スタッフの内緒話
請求記号：486:Ze
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