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決済インフラ入門(2025年版) の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/09/29
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著者の宿輪純一氏は、1987年富士銀行、1998年三和銀行、合併で三菱東京UFJ銀行。2015年から帝京大学教授。 決済インフラ入門(2025年晩)というタイトルだが、初版は2021年7月である。 感想。 入門として幅広くということか。手に取った希望としては、もう少し決済インフラについて記載が欲しかった。広い分、インフラとしての説明は浅めにされている印象。 備忘録。 ・資金決済法。100万円以下であれば、登録業者(資金移動業者)も為替業務が行えることになった法律。国内ニーズからではなく、フィリピンの大統領からの要請で、出稼ぎに来ている人の送金コストを下げるために設けられたとか。 ・2017年の改正資金決済法で、世界で最初に暗号資産について法規制された。それ以前は仮想通貨という言葉が使われていたりもしたが、「通貨」では国が認めて価値も保証している貨幣と誤認されかねないので、通貨ではなく金融商品だと整理されて「暗号資産」と言われるようになった。わかりやすい。 ・なと、2021年の改正資金決済法で、登録ではなく認可性の資金移動業者も新たに追加され、認可されれば100万円超の高額決済も可能となった。 ・ブロックチェーンは、単純取引を多数行う「決済」には向いていないが、取引を長く管理する「貿易」には向いている。 ・「決済完了性」。初めて知った。法律的に、決済が完全に終了した、ということ。現金であればその授受。他に、中央銀行の当座預金の受領もあると。 ・マルチペイメントネットワーク。収納機関(民間企業、地方公共団体、官公庁)と金融機関の情報の受渡に使われるインフラ。これを使ったサービスがペイジー。

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2023/11/23

2023年11月22日読了。「決済インフラ」について、2021年時点の・2025年までの変化を見据えた比較的新しい情報を整理・紹介する本。わかりやすい本だが、国内の各種業務はもとより世界各国で様々な規格・名称が乱れ飛び理解するのがなかなか難しい…(それでこういう本が必要なわけだが...

2023年11月22日読了。「決済インフラ」について、2021年時点の・2025年までの変化を見据えた比較的新しい情報を整理・紹介する本。わかりやすい本だが、国内の各種業務はもとより世界各国で様々な規格・名称が乱れ飛び理解するのがなかなか難しい…(それでこういう本が必要なわけだが)。日本の江戸時代などに両替商などを介して遠隔地の決済をやっていた考え方と今の決済は考え方は基本的に同じ、システムがその高速化・大量化を可能にして決済のリスクを低減はしているが、各システムが接続されすぎた故にシステミック・リスクなど新たなリスクが発現している、それをどうコントロールするか?が決済にかかわる永遠の課題なのだろう。

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2022/01/16

序 章 経済のデジタル化(DX) 決済のデジタル化 メリット・デメリット はんこの廃止 コロナ禍の影響 情報の管理 新型決済インフラ スマホと銀行口座 決済ヒエラルキー 決済インフラ2大改革3 ・キャッシュレス・ポイント遥元事業 ・マイナポイント事業 第1章 新型決済インフラ 中...

序 章 経済のデジタル化(DX) 決済のデジタル化 メリット・デメリット はんこの廃止 コロナ禍の影響 情報の管理 新型決済インフラ スマホと銀行口座 決済ヒエラルキー 決済インフラ2大改革3 ・キャッシュレス・ポイント遥元事業 ・マイナポイント事業 第1章 新型決済インフラ 中国の新型決済インフラ アリペイ ウィーチャットベイ 銀聯カード スマホ決済インフラ 資金移動業者 成熟期の競争 デジタル通貨 中央銀行デジタル通貨 デジタル通貨の種類 デジタル通貨の課題 仮想通貨・ブロックチェーン 新通貨・新貨幣 現金決済比率 タンス預金 20年ごとの刷新 第2章 決済の基礎 決済と為替 決済システム 二つの決済の仕組み 決済ヒエラルキー 中央銀行の役割 現金通貨の供給 決済完了性の供給 流動性の供給 民間決済システムの決済 決済関連の関係官庁 金融庁 財務省 日本銀行 BIS(国際決済銀行) 経済産業省 国土交通省 警察庁 第3章 決済リスク 金融機関間の決済リスク 決済リスク 2種類の決済リスク 構成するリスク94 犯罪とコンプライアンス 決済リスク具現化事件 ヘルシュタット銀行事件 BONY事件 ニューヨーク大停電 BCCI事件 ベアリングス事件 リーマンショック 東日本大旋災 マウントゴックス事件 米国金融制裁 SWIFT ハッキング事件 コインチェック事件 ビジネスメール詐欺 スマホ決済インフラ不正出金 みずほ銀行システム節害 第4章 銀行 第5章 現金系決済 第6章 口座振替系決済 口座振替 ベイジー デピットカード決済 クレジットカード決済 新型決済インフラの登場 決済代行サービス 主たる決済インフ 第7章 決済システム 第8章 海外系決済 第9章 証券系決済 第10章 近未来の決済インフラ デジタル化の課題 インテグリティと銀行 決済インフラの歴史 ゆうちょブラットフォーム 基軸通貨になるCO2

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2021/09/25

入門編とのことだが、ある程度基礎知識がなければ難しい一冊。 分からない箇所は調べながら読了。 内容は広く浅くというもので、決済インフラが広く学べる。 過去の経過や、なぜ現状になっているかを記述されているため理解しやすい。

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2021/09/20

フィンテック分野に興味がある人、投資家は是非読んでほしい一冊。入門と謳っているが、事前にある程度の知識がないと読み進めるのはが難しいと感じる。一回の読書で全て理解するのは不可能だと思われる。投資をやっている人はクレジットサイクルというものを勉強すると思うが、銀行間取引がどのように...

フィンテック分野に興味がある人、投資家は是非読んでほしい一冊。入門と謳っているが、事前にある程度の知識がないと読み進めるのはが難しいと感じる。一回の読書で全て理解するのは不可能だと思われる。投資をやっている人はクレジットサイクルというものを勉強すると思うが、銀行間取引がどのようになされているか、中央銀行がどのような形で決済に関与しているかを学ぶのには良書。

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2021/09/09

『#決済インフラ入門 2025年版』 ほぼ日書評 Day473 IT業界に身を置くものとして最低限はキャッチアップしておこうと思い…。 なるほど、こんなサービスも出ているのね…という「学び」も多々あったが、淡々とファクトを記述するスタイルは、正直つまらない。 時代の変遷の...

『#決済インフラ入門 2025年版』 ほぼ日書評 Day473 IT業界に身を置くものとして最低限はキャッチアップしておこうと思い…。 なるほど、こんなサービスも出ているのね…という「学び」も多々あったが、淡々とファクトを記述するスタイルは、正直つまらない。 時代の変遷の中で、こういう展開が期待できる…というようなインサイトが欲しかった。ただ、たとえば「ブロックチェーン」というワードも「仮想通貨」絡みで2回出てくるのみだったので、著者は「その手の方」ではないのだろう。 「締め」も、CO2取引は通貨の代わりにはならない…うーむ、個人的には、諸々勉強にはなるが、読後感がよろしくない一冊だった。 https://amzn.to/3yZJuod

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2021/08/21

版を重ねるにつれて内容がどうでもよくなっているのは、筆者の問題だな。自我が強い人のようで、友達にはなりたくない。

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