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脚本家・野木亜紀子の時代 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/06/08

私が大好きでハマってる野木さん考察本。見たドラマは更に深掘りでき未読ドラマはめちゃくちゃ見たくなる。小説でいう芥川賞を取った獣なれは共感しすぎて吐きそうで1話以降見れてないんよなぁ。現実の問題とリンクし我々の代弁者かのような言葉が刺さる。やはり好き。

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2024/05/18

野木作品の評判を聞き、逃げ恥、アンナチュラル、MIU404視聴後に読んだ。作品によって評論している人も違うのでただのあらすじ説明になっている章もあったけれど、MIU404の章で「なぜ野木作品が評価されるのか」がうまく言語化されていて納得出来た。 ・作り手のモラルが信用できるかど...

野木作品の評判を聞き、逃げ恥、アンナチュラル、MIU404視聴後に読んだ。作品によって評論している人も違うのでただのあらすじ説明になっている章もあったけれど、MIU404の章で「なぜ野木作品が評価されるのか」がうまく言語化されていて納得出来た。 ・作り手のモラルが信用できるかどうかは、今やコンテンツを選ぶ重要な評価基準の一つ。そんな中、野木のモラルは信頼できるという安心が熱狂を生む一因。 ・全時代的な価値観を一刀両断し、現代的にアップデートを試みるような指摘 を登場人物に言わせる。乃木作品が熱狂を生みやすいのも、こうした代弁してもらえた快感が熱を上げる要因になってる。自分の思考を言語化してもらえることは気持ちいい。

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2024/03/16

「原作ものの場合、原作の魅力や原作者の思いがより伝わる構成を立てることが、原作を託された脚本家の仕事です。」 ああ本当に、この人が脚本を書いたセクシー田中さんを見たかった 本当に見たかった

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2024/02/17

またドラマ見直したくなった。章ごとにフォントとレイアウト変えてある意味はよくわからないから統一してほしい。

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2021/09/26

「重版出来」は原作が好きで見始めて、原作の世界観を壊さずにもう一つの「重版出来」世界ができていて、満足して見た。「逃げ恥」は途中から見始めて、初めから見てなかったことを後悔した。「アンナチュラル」は野木さん脚本と知らずに見ていて、終わるのが勿体ないと思ってみていた。「けもなれ」を...

「重版出来」は原作が好きで見始めて、原作の世界観を壊さずにもう一つの「重版出来」世界ができていて、満足して見た。「逃げ恥」は途中から見始めて、初めから見てなかったことを後悔した。「アンナチュラル」は野木さん脚本と知らずに見ていて、終わるのが勿体ないと思ってみていた。「けもなれ」を気に入ってみているうちに、ようやく、「脚本野木亜紀子」に気がついた。 評論集が成り立って、それを読もうと思わせるのは、ドラマの中にいろんな想いが詰まっているからなんだろう。面白くって、なんとなく洒落てて、だけどちょっと立ち止まって考えさせられる。映画監督で見る映画を決めるように、脚本家で見るドラマを決め始めている。

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2021/09/26

野木さんの作品が好きな人にとってはおすすめの一冊。 野木さん自身は不在なまま、作品が人々の心に刺さったその背景にある社会事情、ムーブメントを振り返っていくが、決して的外れではないように思えて、そして野木さんの作品への多大なリスペクトも感じられた。 作品間を比較して考察しているもの...

野木さんの作品が好きな人にとってはおすすめの一冊。 野木さん自身は不在なまま、作品が人々の心に刺さったその背景にある社会事情、ムーブメントを振り返っていくが、決して的外れではないように思えて、そして野木さんの作品への多大なリスペクトも感じられた。 作品間を比較して考察しているものも多い。また、脚本ひとつではドラマは成り立たないという当然のことであっても、演出家やプロデューサーとの関係性から読み解く章によって、別の気づき方をさせてもらえた。 社会批評性が年々高まっていく野木作品だが、この型を今後どう進化させていくのだろう?そんなことも考えると、同時に、その先行きは受け取る私たちにも委ねられているともいえるのが野木さんの作品の特徴なのだ。もっとこの先もたくさんのメッセージと批評性を受け取れるような思考力と、洞察力を維持していきたいとも思った一冊だった。

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2021/08/24

興味深く読んだのはアンナチュラル評とけもなれ評。 重版出来!についてはドラマの詳細をこちらが覚えていなくてピンと来なかった部分があるかも。 記事によってフォントや書式が変えてあったけど、統一されてた方が読みやすかったかなと思う。 挿絵は好き。

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2021/08/21

今や当代随一の売れっ子脚本家となった野木亜紀子の『重版出来!』から『MIU404』までのドラマを作品毎に解説・考察した一冊。計7人のライターが各々書いた文章から作家性が浮かび上がってくるのが面白い。何より全員が作品と野木亜紀子を愛して書いているのが伝わってくる。本筋からややズレる...

今や当代随一の売れっ子脚本家となった野木亜紀子の『重版出来!』から『MIU404』までのドラマを作品毎に解説・考察した一冊。計7人のライターが各々書いた文章から作家性が浮かび上がってくるのが面白い。何より全員が作品と野木亜紀子を愛して書いているのが伝わってくる。本筋からややズレるが最終章で横川良明が言及している考察ブームに対する危機感は同意。だからこそ本書に関しても野木作品を縦に掘り下げる考察だけでなく横の批評的な観点から坂元裕二や宮藤官九郎といった他の脚本家との比較も読んでみたかった。

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