フック船長12歳、永遠の呪い の商品レビュー
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フック船長の発言が同じことの繰り返しなのは微妙で、最後の方でしかまともに話してなかったのが残念だが、終わり方が良かった。 ある日海洋博物館へ家族で出かけ、海賊船の展示にて、改装中だから立ち入り禁止になっていた船長室にこっそり侵入し、フックと手紙を持ち出した。手紙には、フックを持つものは大人にならないと書いてあった。その日から、時折海賊の足音や時計のチクタクという音が聞こえるようになる。 翌日、自身の12歳の誕生日であったがリビングにいくと家族から何を言ってるの?といわれ、カレンダーの誕生日も元から何もなかったかのように何も書かれていなかった。明日は友人らとライブに行く予定だったが、子供だから駄目だ、16歳にもなってる姉さんに行ってもらうといわれ、後に携帯に姉さんや友人らからライブの動画が送られてきて悔しい思いをする。 学校ではバリーだけ宿題は無しになり、家では好きな食べ物だけ出され、お菓子も貰え、しぶしぶ野菜を食べたり課題に追われる姉を横目に子供である特権を喜ぶ。 卒業式になり、自身の場所に立っていたがなぜか名前が飛ばされ、抗議すると名前はなく、君は来年も6年生だよと言われる。 図書館に忍び込み、名簿をみるとどの年の6年生にも自分の名前があり、姉が6年生の年には姉の横に自分の顔写真と名前が並んでいて驚く。 翌日、友人と遊ぼうと声をかけるとお前は誰か?といわれ、忘れられていた。 上記のことが起こりつつ、フック船長の足音や時計の音が時折聞こえ、呪いを解きたくなる。 友人らに事情を話し(過去の自分たちしか知らないようなことを言って信じてもらう)、姉にお願いして車を出してもらい、海洋博物館へ。 友人らが警備員の気を反らせている間に船長室へ。フック船長が現れ、フックを返そうとすると板渡しの刑だと縛られる。時計の音がし、船長が脅えてそいつをどこかへやってくれといい、ワニが船長の片腕を食ったことを知る。思い切ってフックを海に投げ捨てるとフック船長が悲鳴をあげる。 気づくと警備員の横にいた。友人たちはいない。呪いは解けたのかと思いつつ、警備員に家へ電話して迎えにきてもらおうとするが繋がらないと言われ、お願いして家まで送ってもらう。 家に着くと姉の車が止まっていないのでおかしいなと思いつつ、チャイムを鳴らすと知らないおばあさんが出てくる。苗字を言うと、それなら随分前に住んでいたけど夫婦は老人施設に、お姉さんは結婚して別の州へ引っ越し、男の子は30年前に行方不明になったままらしいよといわれ、ショックを受ける。終わり
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