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余命一年、男をかう の商品レビュー

3.6

193件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    73

  3. 3つ

    59

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    7

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2024/10/17

読みやすいし、面白くて一気に読んじゃいました❗ 唯と瀬名の会話がストレートで面白い、ずっと会話を聞いときたいなー。唯の同僚、丸山さんのキャラも良い。 ーーー印象に残ったーーー •見た目とか雰囲気だけで勝手に人を判断して、勝手にカテゴライズするp209 •目の前の相手を単純にカ...

読みやすいし、面白くて一気に読んじゃいました❗ 唯と瀬名の会話がストレートで面白い、ずっと会話を聞いときたいなー。唯の同僚、丸山さんのキャラも良い。 ーーー印象に残ったーーー •見た目とか雰囲気だけで勝手に人を判断して、勝手にカテゴライズするp209 •目の前の相手を単純にカテゴライズしてなんとなくの理解で済ませようとするのはわかりやすくて楽かもしれないが、それだと多くのことを取りこぼしてしまう。指先からこぼれ落ちたそれらのものの方が、むしろその人自身をあらわしているんじゃないかp226

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2024/09/30

余命宣告 残された人生 たったこれだけの条件があれば これまで出会った物語は 涙するしかないストーリーばかり。 なんかとてもぶっ飛んでて 新しいタイプの最期の生き方! とても、好き! 人間、死ぬ気になれば何でもできるね。 明日とは言わないけど いつ死んでもいい人生 「いい」...

余命宣告 残された人生 たったこれだけの条件があれば これまで出会った物語は 涙するしかないストーリーばかり。 なんかとてもぶっ飛んでて 新しいタイプの最期の生き方! とても、好き! 人間、死ぬ気になれば何でもできるね。 明日とは言わないけど いつ死んでもいい人生 「いい」人生とは? って思いながら1日1日が過ぎていくんだよね。 タイムリミットをポンって表示されたら わたしは 何を願って 誰を思って どんなことをして カウントダウンしていくんだろう。 きっとそれはいま考えても分かんないんだろうな。 いつか必ず死ぬとはわかっていても それは「いま」からはとても非現実的で。 とてもぼんやりした未来。 でも気付いたら死んじゃったじゃーん!ってなるのも なんか納得いかないんだけど。笑 せな 「目の前の相手を単純にカテゴライズしてなんとなくの理解で済ませようとするのはわかりやすくて楽かもしれないが、それだと多くのことを取りこぼしてしまう。指先からこぼれ落ちたそれらのものの方が、むしろその人自身をあらわしているんじゃないか」 「自分だけの頂上(てっぺん)、見つけたな」 目が覚めるコトバだと感じた。

Posted byブクログ

2024/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

突飛なタイトルから想像してたのとは違い、なかなかどうしてグイグイ読ませてくれる。 頑なな唯と飄々とした瀬名の、テンポの良いやり取りが小気味良い。 相手に腹立ちながらも、お金と割り切って、割り切っていたはずが、全く割り切れていなくって。 あれこれ言い合いながら過ごす時間が、案外面白いと気付く。 ガチガチに凝り固まっていた心が、関わり合う事で揺らぎ、少しずつとけあっていく様が良かった。 顔良し、性格良し、おまけに料理の腕も良しのホストなんて、最強じゃないか? 洋食屋仕込みのオムライスやコロッケ、食べたいなあ。 あと素朴な疑問なんだけど、鳩苦手なのに、鳩みたいな目した女を奥さんに出来るもんかね。

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2024/08/31

吉川作品初読み。タイトルから想像したのと違い、恋愛小説。ラストも、ちゃんと着地した感あって良かった。

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2024/07/14

少し設定がとびすぎかな?と思わないでもないけれどラストはよかったと思う。また唯、吉高双方の視点で分かりやすく書かれてるところはわかりやすくていいと思った。

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2024/07/11

こんなんでうまくいくのかな? と思ったけど、意外と相性がよかったのかも。自分の希望を通しつつ相手の希望にも沿えるといいな。

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2024/06/15

・ストーリーより主人公の価値観説明が長い ・最初くどくてしんどかった ・わたしにはまだ愛やら結婚やらわかりません

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2024/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めた時、ちゃんと金の関係のまま亡くなることを想像していたため、ラストは意外だった。なんとも少女漫画の様なハッピーエンドに思う。 「なんの制約もなかったら私なら何をしたいか?」を考えてみたのだが、案外たくさん出て自分でも驚いた。そしてそれを今叶えないのは、金がかかるからorそんな金はないから、だった。結局、生きていくにはお金がかかると思い知ると同時に、お金があれば解決できることが大半だと思う。少なくとも私の願望の範囲では。 それでもやっぱり人の心はお金で買えないんだろうね。

Posted byブクログ

2024/06/08

初読の作家さん。何で読もうと思ったのかさっぱり覚えてないけど(図書館の新着リストにあったとか…?)、読もう、と、思って借りて期限内に読めずに返し、またリクエストをする…、を、三回くらいやった(多っ)。 ほんで、今回の読書ブームで満を持して読んだんやけど、面白かったし一気読みした...

初読の作家さん。何で読もうと思ったのかさっぱり覚えてないけど(図書館の新着リストにあったとか…?)、読もう、と、思って借りて期限内に読めずに返し、またリクエストをする…、を、三回くらいやった(多っ)。 ほんで、今回の読書ブームで満を持して読んだんやけど、面白かったし一気読みしたし、でも 「オチ、それ!?」 とは、なった。 たぶん、恋愛小説ってこういうことやねんな。 このタイトルで「恋愛小説」ていうてもうて 「オチ、それ!?」 って言うてもうたら全部ネタバレ、ちゅう気はするけど(笑)、面白かったです。 とにかく文章が読みやすいので、著者の別タイトルも読もう…、と、読みながら思っていたら(集中せえよ)、後半はまあ、わりと読むのに苦労した(笑)。 何がって、こう、これもネタバレやけど、主観が瀬名に移った瞬間、 「な、何を言うてるのかわからん…」 ってなることがあった。たぶん単語(笑)。 耳にしたことはあるけど使ったことも、厳密な意味も知らんな…、て、単語が多くて、読んでる最中に一度だけググッたな。何の単語をググッたのかは忘れたけど(忘れたんかーい)、系統としては 「オワコン」 とか、そういう類の単語やった。 忘れるってアレやけど、たぶん調べたところで自分は使わんやろなとわかってたんやと思う。また出会ったら思い出すと思う。 この本を読んでて一番寂しくなった(?)のは、わたしは唯ちゃんの決断と行動に何の違和感も感じなかったところかなあ。 わかる、と、いうか、わたしもそうする、と、いうか、むしろ 「いいなあ」 に、近い。 その後の行動をとれるほど金銭的に余裕(は、ないけど、ゼロではないわけやし)とか、あと、これは言うたらあかんことかもしれへんけど、治療にお金がかかる病気を宣告されたときに、一番に 「ああ、もうこれで老後の心配をしなくていいんや」 と、安堵するところとか、わかる、しかない。わかる。 でもそれって、若い人とか、未来がある人からすれば 「ゆがんだ思考」 なんやと思って、ゆがんだというか、ひねくれたというか…? わからんけど、一般的ではないのか…、と、いうか…。 でもたぶん、わたしと同世代の人なら唯ちゃんの行動はいっそ理想やろうな。 読者層もわたしくらいの年齢なんやろうし、その年齢にスポットをあてた「恋愛小説」ってこうなるんやなあ。 いつの間にわたしは、年上男性と若い女性の恋愛小説ではなく、一回りくらい年下の男性との恋愛小説にターゲットにされる年齢になっていたんやろ…(笑)。 いや、べつにターゲットにはされてないけど…(笑)。 これではいかん、いや、いかんことはないけど、若いころから恋愛小説は 「ありえん」 と、思って読んでるけど(当時は年上男性ものが多かった)、半世紀近く生きても 「ありえん」 と、思って読むのに登場人物の年齢は変わってるっていうのは不思議やなと思ったし、おいおい、主人公の女性は自分の年齢に近いものばかり読んでるのか、と、思うと、結局わたしは恋愛小説も好きなんやな…、と、思ったりした。 いや、べつに好きでもええねんけど。 「ありえん」 って思いながらフィクションを読むのは、まあ、好きやもんな…(笑。だってフィクションの世界くらい、非日常でないと)。 唯ちゃんがちゃんとやることをやっている(処女ではない)のがすごくいいなと思った。 不動産もあり、正社員で働き、ひとりで生活する女って、一番理想的な生き方のような…。いやだからそれは隣の芝生。 おっさんずbarは、あるならわたしも通いたいと思った。 ワァワァ騒いで飲むのもいいけど、ポツポツ会話しながらゆっくり飲むのもいい、っていうの、最近になってやっとわかった。イメージはもちろん、はぐれ刑事の「さくら」(誰もわからんし、まあまあな高級バーやな)。 それにしても「渡りに蟹」は、声出して笑った。 この方のツッコミの書き方が面白い。ほんで、なんだかんだで別タイトルも予約した。楽しみ。 チェック柄の遊び紙もかわいいなあと思った。

Posted byブクログ

2024/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

節約大好きで人生の終わり方まで自分で悟り決めている唯だが、余命一年という立場になって人生初のことをたくさん経験する。人は死ぬ気になればなんでもできるんだと実感した。瀬名に出会えてなんだかんだ結果良かったと思う。人生捨てたもんじゃない。長生きしてみると見えてくるものがある。 もちろんこれは余命宣告を受けても治療で寛解できる状況だったからのストーリーではあるが。 唯が、生きたいという気持ちになったように、やはり生かされている人生は大切に生きたいなと改めて思った。

Posted byブクログ