妖怪ハンター 稗田の生徒たち 美加と境界の神/夢見村にて/悪魚の海(文庫版) の商品レビュー
■美加と境界の神 ・単行本未収録だったのを文庫化で収録。 ・あとがきに諸星先生曰く美加(妹)は美人という設定らしい。ん、確かに諸星流美人だ……しかしこの服装センスは! ■夢見村にて~薫の民俗学レポート ・薫(兄)もいまや大学生。 ・村ぐるみというのが怖い。フィジカルに襲ってくる...
■美加と境界の神 ・単行本未収録だったのを文庫化で収録。 ・あとがきに諸星先生曰く美加(妹)は美人という設定らしい。ん、確かに諸星流美人だ……しかしこの服装センスは! ■夢見村にて~薫の民俗学レポート ・薫(兄)もいまや大学生。 ・村ぐるみというのが怖い。フィジカルに襲ってくるナマハゲ的な怖さも。 ・夢の中で見た夢の中に夢の中の夢があってしかも夢は売ったり買ったり奪ったりできる……このへん今敏っぽい。(今敏が企画段階で亡くなった「夢みる機械」はタイトルだけオマージュのようだけれど) ・おっぱいのある稗田が拝める! ■悪魚の村(前編、後編) ・大島君と渚ちゃん。 ・これもまた村ぐるみもので、結構怖い。 ・水の表現が凄い。 ◆あとがき
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考古学者稗田礼二郎を主人公とする『妖怪ハンター』シリーズとは別に、「稗田の生徒たち」を主人公とするスピンオフ作品である。本書では「美加と境界の村」「夢見村にて」「悪魚の海」の3編を収録し、うち「美加と境界の村」はコミックス初収録となる。「美加と境界の村」では、天本美加が四方口村の...
考古学者稗田礼二郎を主人公とする『妖怪ハンター』シリーズとは別に、「稗田の生徒たち」を主人公とするスピンオフ作品である。本書では「美加と境界の村」「夢見村にて」「悪魚の海」の3編を収録し、うち「美加と境界の村」はコミックス初収録となる。「美加と境界の村」では、天本美加が四方口村の巨大藁人形の謎を確かめに訪れ、幽明の境となる「坂」に足を踏み入れてしまう。「夢見村にて」では、美加の兄天本薫が夢見村を訪れ夢を売買する習俗を調査するうちに、吉夢を手に入れようとする村人たちの諍いに巻き込まれていく。「悪魚の村」では、大島潮と小島渚のコンビが中学時代の同級生を追って海洋漁業民の末裔が住む村を訪れ、その奇怪な海女漁の実態を目の当たりにする。もちろん伝奇物語として面白いが、素材は実際の習俗、伝承、神話などであり、それらをどのように料理しているのかも楽しめる。
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- ネタバレ
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読んでいない『美加と堺界の神』を読むために購入。 他の作品も読んでいますが、読み返すと凄いなとため息しか出ませんねぇ。 続きはもう出ないのかしら(´;ω;`)
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<目次> 1、美加と境界の神 2、夢見村にて~薫の民俗学レポート 3、悪魚の村 <内容> 2009~2010年の「ウルトラジャンプ」掲載の作品の文庫化(1は単行本初掲載)。「黄泉比良坂」「夢占い」「人魚伝説」をモチーフに、諸星さん独特の世界観を入れ込んだ作品。いちおう妖怪ハンタ...
<目次> 1、美加と境界の神 2、夢見村にて~薫の民俗学レポート 3、悪魚の村 <内容> 2009~2010年の「ウルトラジャンプ」掲載の作品の文庫化(1は単行本初掲載)。「黄泉比良坂」「夢占い」「人魚伝説」をモチーフに、諸星さん独特の世界観を入れ込んだ作品。いちおう妖怪ハンター”稗田礼二郎のスピンオフになっている(主人公は過去の妖怪ハンターシリーズに登場)。
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妖怪ハンターの番外編的な内容で、本編で稗田に関わった子供たちが主人公を務める連作シリーズ。「美加と境界の神」は初単行本化。 収録された3編はどれもクオリティが高く読み応えがあるもの。特に「夢見村にて」の夢と現実がごちゃごちゃになったドタバタ感が諸星大二郎ぽくて良い。
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