森が呼ぶ の商品レビュー
村の土着信仰をテーマにしていて、途中まではねっとりとした不気味な雰囲気でおもしろかった。が、後半はホラーというかトンデモ展開なSF物になってしまって自分の好みからは外れてしまったかなー。 ハリウッドのエイリアン、ゾンビ映画見せられてるみたい。
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失踪した大学院生から著者に送られてきた 日記や記録を小説化したモキュメンタリー。 日記には土着信仰が根付くとある村での 奇怪な出来事が記されていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「村」「宗教」のワードで 読む前から良い意味で嫌な予感。 洒落怖が好きな方に...
失踪した大学院生から著者に送られてきた 日記や記録を小説化したモキュメンタリー。 日記には土着信仰が根付くとある村での 奇怪な出来事が記されていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「村」「宗教」のワードで 読む前から良い意味で嫌な予感。 洒落怖が好きな方にとてもおすすめ。 モキュメンタリーといいつつ、 どこか真実が紛れてるのではないかと思わされる。
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途中まではめちゃくちゃ面白かった 不気味でゾワゾワした 最後はハチャメチャな感じでちょっと笑ってしまった 最後まで気持ち悪さは良かった
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村×土着信仰×虫、というそれだけで嫌な予感しかしない3点セットです。やめて。 のっけから、こいつはヤベェな感がひたひたと滲んでくるのだけれど、後半は想像するだに発狂してしまいそうなおぞましさ。足の指を丸め、体を縮こまらせてしまいたくなるよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出版社に公募原稿として届いたある「記録」。それは、隔絶された村落に深く根付く奇妙な土着宗教「奉森教」の継承者となった親友を訪ねた女性が遺したものだった……。 隔絶された環境、奇妙な土着信仰、独自の慣習に従って生きる人々、旧家に纏わる因習とそれに抗う者、徐々に起こる惨劇、そして怪物……いわゆる“田舎ホラー”に頻出のガジェットはほぼフルラインナップ。ないのは村人による新参者イジメくらい(よしなさいって)。 前半部は淡々、時に心霊系な脚色も入れつつじわじわと正調田舎ホラーの雰囲気を盛り上げていくが、半分を過ぎた辺りで突如弾け、一挙に阿鼻叫喚の地獄絵図な展開へ。そして明かされる惨劇の真犯人と、「奉森教」の真相……。 序盤過ぎで語られる奉森教の成り立ちや当主阿字家の屋号、仮面等で著者は怪異の正体など軽くミスリードを狙ったんじゃないか、と勝手に勘繰りもしたんだが、考えてみると表紙カバーで盛大にネタバレしとりゃせんか、これ。 とにかく中盤までの盛り上げ方、そこから驚愕のラストまで一気に読ませるページターナーっぷりは凄い。終盤のある演出はWeb小説などでよく見かけたアレなので、個人的にはやや興を削がれてしまったところはあるが、和風田舎ホラー小説の、怪作ならぬ快作、野心作かと。
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親友から送られてきた日記その全文という形式で語られる田舎村の恐怖。臨場感があって引き込まれたし夢中で読んでしまった。特に後半で急加速する残酷で悍ましい展開にはしばらく鬱々としてしまった。 こういう物理的に狂気に侵食されていく文の組み方、好き。
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