明日は結婚式 の商品レビュー
細井家「ベーカリーHossoホッソ」新郎宅。父母、祖父、妹二人そして真平。 明日から、家族が一人増える。それは 新婦、井東春香。――明日は結婚式―― 明日が結婚式というその日、私は何を して、家族とはどんな時を過ごしていた だろうか?思い出せない。確か仕事は 二日前から、お休み...
細井家「ベーカリーHossoホッソ」新郎宅。父母、祖父、妹二人そして真平。 明日から、家族が一人増える。それは 新婦、井東春香。――明日は結婚式―― 明日が結婚式というその日、私は何を して、家族とはどんな時を過ごしていた だろうか?思い出せない。確か仕事は 二日前から、お休みをした気がする。 当日の朝なら覚えている。家族四人で 車で式場へ向かった。出掛ける前に母は “少しお茶でも、お父さん”と言っても 父は庭の鉢を眺めていた。私と顔を合わせようとしなかった。おかげで、両親に挨拶ということをしていない。 結婚――それは、家族が増えること。 両家を繋ぎ、親戚が増える。皆が祝福して幸せな気持ちになって、明るい未来がきっとあると願う。 元は赤の他人、生活を始めて、二人に ずれが生じることもある。でも、それを 乗り越えて良い夫婦になっていくのかなと思う。 真平の家はパン屋だが、妹が跡継ぎとして働いている。真平はイラストレーター、本の装幀が職業なので家にいる。パンの大好きな春香はパン屋巡りをして いて真平に出会った。何と、自然な出会い方をしている。 母親は思う。細やかな心遣いをする娘。 自分のことに関してはかなり図太い娘。 悩んだり、緊張したりしない。 きっと大丈夫――明日は結婚式―― 娘がこの家から巣立つ日・・・・ 2024、3、19 読了
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優しい物語。 それぞれが丁寧に生活を営んでいるからこそ結び付いた2人の結婚前日。 周りのひとも丁寧で優しい。 ほっとする本。
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平和だ 美味しいパンの匂いに包まれた 普通に辛いことも楽しいことも 通過した二人の 結婚前日 本人と家族の目線で
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結婚を控えた新郎と新婦、その家族の立場から、結婚式の当日にむけて語られる形式。 それぞれがどのような家族、過去をもつのかが、徐々に輪郭を帯びてくる。 とはいえ、大きなドラマがあるわけでもなく、友達のわかりにくい話を聞いているような感想を持ちました。
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- ネタバレ
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結婚式を明日に控えた、信用金庫勤めの井東春香と、パン屋の息子でデザイナーの細井真平。新郎新婦とその家族のそれぞれの結婚式前日の物語。 心暖かくなるお話しでした。
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結婚式前日のそれぞれの家族の想いが綴られた作品。普通にどこでもあるお話の中に 懐かしさや温かさを感じ心穏やかに優しくなれるよい作品でした。
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明日は結婚式!っていう気持ち、本当に何したか覚えていないものである。(自分も含め)そういうところにフォーカスを当てているのが面白いなぁと思った。本人たちと両家の家族のことが温かく描かれていて、ホッコリ、サクサク読めた。
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大きな驚きはないけど、明日は結婚式な当事者と周りの人々の日常を堪能できる。実際、結婚式前日ってそんなにドラマチックなことは起きないけど、たしかにどの家庭でもやり取りされているような、生活感溢れる話だったな。
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読んでいて、ほっとする小説でした 登場人物それぞれドラマがあり楽しかった 難しく考えずに読めて、よかった
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関わる人みんなが祝福している幸せが伝わる 流産で生まれてこられなかった命があったり、母親を病気でなくしたり。悲しい出来事もあっけど、兄弟姉妹はお互いがものすごく大事で大好き パンが大好きな彼女がお嫁にいく彼の実家はパンやさん。笑顔をおもいうかべて作られるパンやさんは幸せがたくさん...
関わる人みんなが祝福している幸せが伝わる 流産で生まれてこられなかった命があったり、母親を病気でなくしたり。悲しい出来事もあっけど、兄弟姉妹はお互いがものすごく大事で大好き パンが大好きな彼女がお嫁にいく彼の実家はパンやさん。笑顔をおもいうかべて作られるパンやさんは幸せがたくさん詰まってる 結婚前夜。決して遠くなく、しょっちゅう行き来するからしんみりすることはない。晩御飯が普通のカレーというのもいい
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