小料理屋「春霞亭」 かりそめ夫婦の縁起めし の商品レビュー
イギリス街と呼ばれるオシャレな商業区域の一角にある和食の小料理屋。 その店主である淳志とお客として店を訪れた花澄はお互いの利害が一致するとして契約結婚をすることになる。 その結婚する理由がなかなかにクレイジーだなと思ったり
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「分かりあうためには伝えなければならない」 一見簡単そうだけど、本当は一番といっても過言でないくらい難しいこと。 伝え合うことの大切さを、美味しい小料理の描写を交えながら教えてくれました。 こころ温まるお話でした。立ち止まった時に読み返したい本です。
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『幸せにならなくていいから一人でいたくない』 ブラック職場に疲れ果てた花澄が辿り着いた、閑古鳥鳴く老舗小料理屋「春霞亭」。店主の敦志と利害の一致から契約結婚した花澄は、共に店の再建を目指すことになる。 華やかな街並みから浮いた古びた店構えに、センス無しの盛り付け、ヘンテコな内...
『幸せにならなくていいから一人でいたくない』 ブラック職場に疲れ果てた花澄が辿り着いた、閑古鳥鳴く老舗小料理屋「春霞亭」。店主の敦志と利害の一致から契約結婚した花澄は、共に店の再建を目指すことになる。 華やかな街並みから浮いた古びた店構えに、センス無しの盛り付け、ヘンテコな内装。味は絶品だけど問題が山積みな店を繁盛させるため協力する二人の間には、次第に特別な想いも芽生えていき――。 幸せ願う縁起めしを届ける、美味しい小料理屋奮闘記。
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読み始めたときはなんか、二人とも性格悪いなと思っちゃったけど、本当はそうじゃなかったのか、二人が変わっていったのか。いい面が出てきたのかな。変わっていく二人が見られて良かったです。
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仕事を辞めて、契約結婚ってどれだけ行動力があるのだろう!「相手が悪い人でなくて良かったね。」と言ってあげたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
二人の契約結婚の動機が互いに「おい!」とツッコミを入れたくなる内容で驚いた。 背景が見えると、特に彼の方はただ硬派すぎて不器用なだけなのが分かってくるのだが。 自ら生きにくくしている二人である。 そんな二人が傾きかけた小料理屋を少し衝突しながらも立て直していくお話。 先走って相手の意見も聞かないまま知識をひけらかし滑って失敗する……なんて展開もあり、身に覚えのある読者さんもいたのではないかと思う(視線を逸らしつつ) でも失敗をしながらもお店を段々と立て直し、本来の契約結婚の動機も薄れてきた(彼にとっては昇華されたと表現すべきか)ところからが本番。 契約だった二人の関係性がどうなるのか。 これまで積み重ねてきた日々の「幸せ」が、その答えを出してくれる。 本音で向き合えた二人の未来はきっと温かいものだと信じている。 このお店で提供される「縁起めし」のように。
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