准教授・高槻彰良の推察EX の商品レビュー

澤村御影(著者)

2022/01/09

4編の番外短編集。
市松人形が歩いて来る話、よく道がわかるよなと思ってしまう。
人形を普通にゴミとして捨てたことからも、お母さんはただのモノとしての認識しかなかったんだろうな。
尚哉と愛犬レオの話のあとに、難波とのサシ飲みの話。
尚哉も随分丸くなったな…というか、女の子に告白されていたとは！
物静かで優しい地味イケメンはモテるのでは？
最後は健司と彰良の話。
長い付き合いだからこそ、お互い嘘をつくこともある。
にしても、彰良を抜きにしても健司は何気に怪異に近い場所にいるんだな。

2021/12/15

今回はいつもとは違う短編集。彼らの日常生活のひとこまといった感じ。どのはなしも読みやすくて、キャラクターへの愛情が増すものとなっている気がする。早く続きが読みたいな。

2021/11/23

タイトルにもEX(エクストラ)とありあらすじにも書かれているように、この巻は登場人物のエピソードをまとめたスペシャル番外編です。
第一章「お人形遊びしましょ」第二章「わんこくんのわんこの話」第三章「俺の友達の地味メガネくん」第四章「休日は本棚を買いに」が収録されています。第一章は日本人形にまつわる怪異を扱った話なので、シリーズのいつもの雰囲気なのですが、第二章から第四章は登場人物の過去の話を出したり、関係性を掘り下げつつも、今後の展開につながる話も出されているので続きが楽しみになりました。

2021/10/22

キャラの魅力がたっぷりの番外編ということだけど、まさにそうでおもしろかった。

第一章は勝手に動くとされる市松人形に関する話。

第二章は深町くんが昔飼っていたゴールデンレトリバーの話。
私は大の犬好きなので途中からずっと泣きながら読んでた…。レオがいなくなった世界でもうまくやれてる深町くんはなんだかんだ孤独じゃないよなあ。

第三章はまさかの深町くんのモテエピソード。
同級生と話すときは敬語じゃなくてざっくばらんな今時の『普通』のお兄ちゃんという感じでなんだかちょっとキュンとした。
深町くん視点じゃないから周りからみた深町くんが知れて楽しかった。
結構積極的な面もあるのね。

第四章は健ちゃんがメインのお話。
借りを作りたくない相手ってこの人たちだったんだ。
高槻先生よく倒れるし風邪引くしで大変そうだな…。

2021/10/14

高槻彰良シリーズの短編集。
本編が主人公の尚哉視点で書かれているのに対し、EXは尚哉以外のキャラクター視点で書かれています。

市松人形のお話良かったな〜！
ゾクっと感と人間模様！

健ちゃんのお話でついに異捜が出てきたのもテンション上がる！

2021/10/09

シリーズ番外編。
最初に出てきた三谷先生のキャラがユニークで楽しい。
他にもユニークな先生が揃ってるのねー。青和大学。
人形の件のまとめ方、高槻先生、さすがだった。
理性もあまりふっとばず、大人な対応ｗ
尚哉の子供の頃のレオの話は、ほんわか、でもちょっと切なく。
たいてい、動物と暮らすと相手が先にいってしまうから、、、
それも含めて大事な経験ではあるのだけど。
苦しい子供時代を送った尚哉にはどれほど救いだったかと思うと、私もレオにぎゅーってしたい気持ちでいっぱいになる。
最終話の健司編に出てきた林原って、もしかして別シリーズの登場人物かな。チェックしなくては。
ちょっと不穏な気配を漂わせてたし。
でも、高槻先生の近くに健司がいるのって本当に心強い。
さて、本編の続きはいつ出るのかな。待ち遠しい。

2021/09/11

うん、、、、、お話は面白かったけどね。
EXの意味もちょっと不明なくらい通常運転に近い展開だったけどもね。
途中までは良かったんだけどなぁ〜、、、、、、、
難波くんのお話終わった時点で割と充足感があったのに、ところがどっこいですよ。
最後のネタあかしはいただけなかったなぁ。個人的には、この展開は好みじゃなくてだいぶビックリ。そこ繋がっちゃうかぁーーーって感じ。
そことそこが繋がったら、それはもう怪異とか怪異じゃないとかの話じゃなくなるのでは？てかチートは御崎禅ってことで、高槻なんて目じゃなくなってしまうじゃないか！とかねw
確かに、別シリーズが繋がったりするのは、それこそ神永先生とかメタメタやってますけど、ここは繋いじゃいけなかったんじゃないかな〜って、思いました。。。
萎えたよ。。。だって健ちゃんは怪異について事情通寄りってことなんだもの。

2021/07/31

以前読んだ瑠衣子さん視点の話がとてもよかったので、別キャラ視点の話も含めた短編集、本当に楽しく読みました。
いつものような怪談話を解決する話から（解決したかに見せて、最後ちょっと怖さを残す匙加減も最高）尚哉くんの過去話（胸いっぱいになって泣いた）彼の友人、難波くん視点からの尚哉くん話（知っていたけど、難波くんが本当に本当にいい子で、彼が尚哉くんの友達で本当によかった）そして、健ちゃん視点の高槻先生のお話。

健ちゃんの話で懐かしいキャラが登場し、非常にびっくりしました。
うわあ、夏樹刑事、お元気そうで何より！
色々な意味で。
本物の怪異も登場しているからもしやとは思っていたけど、これで完全に前シリーズと同じ世界観確定ですね。
となると、高槻先生たちが「本物」との遭遇率が上がると（事実上がっている）あのやばい部署が出張ってくる可能性もある訳で……これは、俄然面白くなってきました。
猶更、尚哉くんがしっかりしないといけない場面が増えそうですね。

本編も勿論面白いのですが、短編での各キャラの掘り下げも非常に丁寧で奥深く、しっかり練られた世界観に改めて浸れた、そんな感じです。
短編集で一冊できちゃうってもう本当に人気シリーズ。
8月からはドラマも始まりますし、これからの盛り上がりも楽しみです。
（キャストは意外でした……びっくり！）

2021/07/29

うっす！
EX版というのと、本の薄さに購入を躊躇ったけど買ってよかった。今回も面白い。
市松人形の話は地味に怖いし、わんこの話も難波くんの話も健ちゃんの話もどれも良かった。
早く続きが読みたいなー。
ドラマ化されるとのことで、Hey!Say!JUMPの伊能くんが彰良役とは意外。
でも案外似合ってる気もしてきた。

2021/07/24

最初の市松人形の話はいつも通りの感じだったので、こんな感じの短編集かと思いきや、深町が子供の頃飼ってた犬の話。それからは難波視点、佐々倉視点と、まさに番外編といった感じ。人と深く関わろうとしない深町が周囲からどう見られているか、また、今後どうなっていくのかな、みたいなことを知れたのが収穫。それと、今後も面倒くさい