被爆者からあなたに の商品レビュー
毎年8月には太平洋戦争、特に原爆に関する書籍を読むことにしてるんです 真面目! いやでもね、このレビューを読んだ人のひとりでも、よし自分も!って思ってもらえたら、なんかいいなと思ったりもするのです というわけで、今年はふたたび被爆者をつくらないために、核兵器廃絶を目指すヒロシ...
毎年8月には太平洋戦争、特に原爆に関する書籍を読むことにしてるんです 真面目! いやでもね、このレビューを読んだ人のひとりでも、よし自分も!って思ってもらえたら、なんかいいなと思ったりもするのです というわけで、今年はふたたび被爆者をつくらないために、核兵器廃絶を目指すヒロシマ、ナガサキの被爆者たちの活動をまとめた岩波ブックレットの『被爆者からあなたに』を読んでみました うーん、よく言われてることだけどさ、日本は世界唯一の被爆国なわけで、だからこそ核兵器廃絶に向けて先頭を切るべきだと思うんよね それが今の体たらくよ しかも被爆者に向かっての日本政府の姿勢は長いこと「受忍すべき」で、国家補償も拒んできました 要するに我慢せぇ!ってこと 「国をあげての戦争」による被害は国民ひとしく「受忍」すべきだ…だそうです 被爆者の方が、辛い心の傷に耐えながら語った言葉を書き残します すごいです 二度と繰り返してはいけません 「助けられた瞬間から、私は息子と自分だけが生きる事しか頭になかったのです。逃げる途中でした。私の足をつかんだ子ども、片目が飛び出し顔の真んなかにぺたっとはりつき、その一つ目玉が下から私を睨みつけています。「一つ目小僧だ!」私はその子を蹴飛ばしました。夢中でした。こわかったのです。一つ目小僧が追ってくる。ただ、逃げました。…… 私は、隣のご夫妻に助けられましたが、だれも助けませんでした。「鬼の目にも涙」と言いますが、私は、鬼ですらありませんでした。」 なぜ生き残った人が自分を責め続けながら生きねばならないのか
Posted by
・日本は、誰に命令されてるか知らないが、核を持ちたい ・日本政府は、国民を守る気はない ということが、よく分かる1冊であった。 同時に、名も無い市民継続した活動の力強さも感じられた
Posted by
国家補償に乗り気でない人がいる時点でもはや1つの共同体ではない。そんな中で政府を縛りさえすれば未来の平和実現に繋がるのか。
Posted by
- 1